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内部リンク・外部リンク(発リンク・被リンク・サイテーション)とは?Googleに評価されるSEOリンク設計と活用法を徹底解説

企業のWeb担当者がSEO対策を行う上で、「リンク」の正しい理解は欠かせません。検索エンジンは、サイト内外のリンクを分析し、そのサイトがどれだけ信頼できるか、どのような関係性を持つかを判断します。適切なリンク戦略を立てることで、検索順位の向上につながります。

本記事では、リンクの種類と違い、SEOの考え方、そして企業サイトにおける具体的な実践方法を解説します。

内部リンク・外部リンク(発リンク・被リンク・サイテーション)とは?

重要なリンクは、大きく分けて以下の4種類があります。

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それぞれのリンクが持つ役割と影響を理解し、適切に活用することが重要です。
1つずつ詳しく見ていきましょう!

各リンクの役割とSEOへの影響

内部リンクとは?

内部リンクとは、同じサイト内で異なるページやコンテンツをつなげるリンクのことです。これを活用することで、ユーザーがサイト内を簡単に移動できるようにし、また検索エンジンにもサイトの構造を理解させやすくします。

内部リンクの例としては、”ブログ記事内で関連する過去の記事にリンクを貼る”、”トップページからカテゴリーページへのリンクを設定する”などが挙げられます。

内部リンクの重要性

  1. ユーザー体験の向上
    内部リンクは、ユーザーが自分が興味のある関連情報を簡単に見つけられるように手助けします。これにより、サイト内での滞在時間が延び、直帰率の低下に繋がります。

  2. SEO効果の向上
    内部リンクを適切に設置することで、Googleをはじめとする検索エンジンがサイト内のページを効率的にクロール(巡回)し、ページの重要性を正しく評価できます。例えば、人気ページにリンクを集めることで、そのページのSEOスコアを高めることができます。

  3. サイトの構造をわかりやすくする
    内部リンクは、サイトのナビゲーションを強化します。ユーザーが迷わずに目的のページにたどり着けるように、重要なページにリンクを張ることで、サイト全体の構造が整然としたものになります。

内部リンクのSEOメリット

もう少し詳しくSEO対策としてのメリットを見ていきましょう。

 1. クローラビリティ向上(Googleがサイトを巡回しやすくなる)
Googleのクローラー(検索エンジンの巡回ロボット)が、サイト内をスムーズに移動できる
→内部リンクが整理されていると、ページが検索エンジンにインデックスされやすくなる

 2. ページの評価を分散し、全体のSEOを強化
被リンクを多く受けているページ(=SEO評価が高いページ)から、他のページにリンクを貼ると、そのSEO評価が分散される
→サイト全体のページが検索結果で上位表示されやすくなる

3. ユーザーの滞在時間UP・直帰率DOWN → SEO強化
関連する記事へのリンクを貼ることで、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなる
→ユーザーがサイト内を長く回遊すると、Googleは「このサイトは有益」と判断するため、検索順位が上がりやすくなる

4. サイト構造を整理し、重要なページを強調できる
内部リンクを適切に配置すると、Googleが「どのページが重要か」理解しやすくなる
→特に、重要なページ(商品ページ・サービスページなど)へのリンクを増やすと、そのページのSEO評価が向上する


上記のようなメリットがあるといわれています。次に設置例を見ていきましょう。

内部リンクの設置例

  • パンくずリストを設置
    ページ遷移の道しるべとなるパンくずリストを設置することで、ユーザーは現在地を把握しやすく、他の関連ページにも簡単に移動できます。

  • サイトマップ(XML・HTML)の活用
    XMLサイトマップをGoogle Search Consoleに送信し、HTMLサイトマップをユーザー向けに設置することで、サイト内の全てのページを検索エンジンに認識させることができます。

※「XMLサイトマップ」とは、検索エンジンにサイト内のページ構成を伝えるためのXML形式のファイルです。検索エンジンのクローラーがサイトを効率的に巡回し、インデックス登録を最適化する役割を果たします。
検索エンジンにページを正しく認識させる(特に新規ページや更新頻度の高いページ)ことや、ページの優先度や更新頻度を指定することも可能です

サイトマップについてはこちらの解説記事もご覧ください

  • 関連リンクの設置
    コンテンツ内に「関連する記事」や「おすすめの商品」といったリンクを設置することで、ユーザーが興味を持ちやすく、またGoogleに対しても関連性の高いページ同士がリンクでつながっていることを示すことができます。

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このように、アリウープでも記事の最後に
おすすめしたい記事(関連している記事) のリンクを貼っています。

内部リンクは単にユーザー体験を良くするだけでなく、SEOの効果も高めるため非常に重要です。

外部リンクとは?発リンク、被リンク(バックリンク)、サイテーションの違い

外部リンクとは、自社のサイトから他のWebサイトへのリンクのことです。
一般的に、発リンク・被リンク(バックリンク)を含めたものを外部リンクと言います。

冒頭の図のように、自社サイトから他のサイトへ向けたリンクは発リンクと呼び、他社サイトから自社サイトに向けたリンクは被リンクと呼ばれます。

発リンクとは?

発リンクは自社サイトから他のサイトへ向けて設置されたリンクのことです。

発リンクは、ユーザーが他のサイトにアクセスできるようにするものですが、SEOの観点では、自社サイトの信頼度や関連性を示すためにも重要な役割を果たします。特に、他サイトへのリンクが適切に設定されていれば、検索エンジンが自社サイトを適切に評価する材料のひとつになります。

発リンクの例として、”自社の記事で信頼する企業のサービスを紹介し、リンクを貼ること”や、”自社の公式サイトからパートナー企業のサイトへリンクを貼ること”などがあります。

発リンクの重要性

  1.  信頼性・権威性の向上
    発リンクを適切に使うことで、自社サイトの信頼性を高めることができます。

    権威ある情報源(Google公式、政府機関、大学、業界レポートなど)にリンクする
    ・信頼できるデータを紹介 し、読者に有益な情報を提供する

     例:SEO解説記事に「Googleの公式ブログによると、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)がSEOに影響すると発表されています。」と記載(➡ Google公式URLへ発リンク)


  2. ユーザー体験(UX)の向上
    発リンクは、読者が必要な情報に素早くアクセスできるようにすることで、サイトの価値を高める 役割を持っています。

    ・追加の情報源を提供 し、読者の疑問を解決
    ・サイトの利便性向上 により、訪問者の満足度アップ

    例:データをもとに解説するページで「最新の○○統計データを知りたい方は、厚生労働省の○○ページをご覧ください。」と記載(➡ 厚生労働省URLへ発リンク)


  3. SEOにおけるポジティブな影響
    Googleは発リンクを「サイトの質を示すシグナル」として評価するため、適切な発リンクはSEOにも良い影響を与えます。

    ・Googleが「ネットワークの一部」として評価 する
    ・権威性のあるサイトへのリンクが、サイトの品質を間接的に向上させる
    ・他サイトとの関連性が強調され、検索エンジンの理解が深まる

発リンクのSEOメリット

  1. Googleが「良い情報を提供しているサイト」と評価する
    権威あるサイトへの発リンク → 「信頼できる情報を参照している」と評価される

  2. 検索エンジンがサイトのテーマを理解しやすくなる
    関連性の高いサイトとつながることで、サイトのジャンルを明確化

  3. ユーザー満足度(UX)が向上 → 間接的にSEO評価UP
    読者が追加情報を得られる → 滞在時間UP、直帰率DOWN → 検索順位が上がりやすい

というメリットがあります。

発リンクのポイント

発リンクのポイントは ユーザーに価値を提供し、サイトの評価向上につなげることです。

  • コンテンツの文脈に関連するサイトにリンクする(無関係なサイトへの発リンクは逆効果)
  • 読者の役に立つ情報を補足する目的で発リンクを設置
  • 権威性の高いサイトにリンクする(Google公式、政府機関、大学、業界リサーチ)
  • 信頼性の高いサイトにだけリンクする(Google公式・大学・政府機関・業界サイトなど)
  • 低品質なサイトやスパムサイトへの発リンクは避ける

  • nofollowを適宜活用し、SEO評価を適切にコントロールする

主に上記の対応をすることが大切です。

ここで出てきたnofollowという用語も覚えておきましょう。

※nofollow(ノーフォロー) とは?

HTMLのリンクタグに追加できる属性の一つで、検索エンジンに「このリンクをクロール(追跡)しないように」と指示するためのものです。Googleや他の検索エンジンは通常、ページ内のリンクをたどり、リンク先の評価を計算します。しかし、nofollowを付けると、そのリンク先のSEO評価(ページランク)を渡さなくなる ため、特定の状況で活用されます。

■nofollowの基本的な書き方

<a href="https://example.com" rel="nofollow">こちらのサイト</a>

このコードのリンクは、Googleに「リンク先のSEO評価を渡さないで」と指示することになります。

■nofollowが必要な理由

① 広告やアフィリエイトリンクのSEO対策
Googleは、お金を払って得たリンク(有料リンク)をSEO評価の対象にすべきでないとしています。広告やアフィリエイトリンクには、nofollowを設定することで、Googleのペナルティを回避できます。


②ユーザーが投稿するリンクのスパム対策
ブログのコメント欄や掲示板で、ユーザーが自由にリンクを貼れる場合、スパムリンクが増えることがあります。
nofollowを設定することで、悪質なSEO目的のリンクがサイトの評価に影響しないようにできます。


③ 信頼性が不明なサイトへの発リンク
もし、自分のサイトから信頼できないサイトへリンクを貼る必要がある場合は、nofollowを付けることで、SEOリスクを回避 できます。

このようにnofollowとは、リンク先のSEO評価を渡さないためのHTML属性です。主に広告、アフィリエイト、スパム対策、信頼性不明なサイトに使用し、適切に使うことで、SEOリスクを回避しつつ、ユーザーに価値あるリンクを提供できるということです。

適切なnofollowの活用で、検索エンジンの評価を守りながら、ユーザーにとって役立つリンク戦略を実践しましょう。

発リンクの設置例

  • ブログ記事で参考文献や公式情報を紹介

  • ECサイトがメーカー公式ページのリンクを貼る

  • 企業サイトがパートナー企業を紹介する

などがあります。
発リンクは、適切に活用することで 「訪問者の満足度」+「サイトの信頼性」+「SEO評価」 のすべてに良い影響を与えます。
戦略的に発リンクを活用し、価値あるコンテンツを提供しましょう。

被リンク(バックリンク)とは?

被リンク(バックリンク)も外部リンクの一つで、他のサイトから自社サイトに向けて設置されたリンクのことを指します。

被リンクもSEOの観点から非常に重要で、他サイトが自社サイトにリンクを貼るということは、Googleなどの検索エンジンにとって「このサイトは信頼できる、価値がある」と評価されやすくなります。

被リンクの重要性

被リンクは、検索エンジンが自社のサイトを評価する重要な要素となります。外部からのリンクがどれだけ多く、質が高いかによって、サイトの信頼性が高まり、検索順位を上げる効果があります。

  1. サイトの信頼性を示す
    他の信頼性の高いWebサイトから自社サイトに向けてリンクが貼られることで、検索エンジンは自社サイトを「信頼できる情報源」と見なします。特に、権威あるサイトからのリンクは、サイトの信頼性を高め、評価向上に繋がります。

  2. 検索順位の向上
    質の高い外部リンクが増えることで、検索エンジンの評価が上がり、検索結果の上位に表示される確率が高くなります。被リンクはSEOの中でも非常に強力なランキング要素の一つです。

  3. 他サイトからのトラフィックを得る
    被リンクを通じて、自社サイトに訪問者が流入します。信頼性の高い外部サイトからリンクを得ることで、ターゲットユーザー層を意図的に集めることが可能になります。

被リンクのSEOメリット

  • ドメインオーソリティの向上
    信頼できるサイトからの被リンクが増えると、検索エンジンは自社サイトのドメインオーソリティ(信頼度)を高く評価します。オーソリティが高いサイトは、検索エンジンでの順位が上がりやすくなります。

  • 検索エンジンの評価向上
    質の高い外部からのリンクが多いと、検索エンジンが自社サイトを評価し、より多くのユーザーに表示されるようになります。被リンクはランキング向上のために欠かせない要素です。

  • ターゲットユーザーの獲得
    被リンクを通じて、信頼性のあるサイトから直接自社サイトに訪問者を呼び込むことができ、ターゲットユーザー層を効率的に集めることができます。

このように、高品質なサイトからの被リンクは、サイトの権威性を高めることにつながります。

被リンクの獲得例

被リンクを獲得する方法はいくつかあり、以下は効果的な方法の一例です。

  • ゲスト投稿や寄稿
    業界内の信頼できるブログやメディアに自社サイトへのリンクを含む記事を寄稿することで、高品質な被リンクを獲得できます。


  • プレスリリースやニュース記事
    自社のニュースや重要な発表をメディアに伝え、報道されることで外部からのリンクを得る方法です。これにより、信頼性の高いメディアからの被リンクが得られます。

  • リソースページやリンク集への登録
    業界のリソースページ(有益な情報やリンクを集めたWebページ)などに自社サイトを掲載してもらうことでも、被リンクを得ることができます。

  • パートナーシップを活用
    業界内の他企業や組織と協力し、お互いにリンクを設置することで、被リンクを相互に得る方法です。

次に注意点も見ておきましょう。

被リンク獲得の注意点

良い被リンクの特徴としては、権威性が高い(例:大手メディア、政府機関、大学サイト)
・コンテンツと関連性が高い・自然発生的(不自然なリンクはペナルティ対象)であることです。

低品質な被リンク(スパムサイトからのリンクなど)はGoogleからペナルティを受けるリスクがあります。

かつては、大量の被リンクを獲得することで検索順位を上げる手法が一般的で、それらを請け負う悪質な業者もいました。しかし、Googleのアルゴリズムは進化し、低品質な被リンク(スパムサイトやリンクファームからのリンクなど)を検出し、ペナルティを与えるようになっています。

特に、不自然な被リンクが急増すると「検索順位の大幅な低下」や「インデックスからの削除」といった重大な影響を受ける可能性があります。そのため、質の高いコンテンツを作成し、自然な形で被リンクを獲得することが重要です。もし、不自然な被リンクが増えてしまった場合は、Googleの「リンクの否認ツール」を活用し、悪質なリンクを除外する対応を行いましょう。

最新のGoogleアルゴリズムの傾向としてGoogleは「E-E-A-T(専門性・権威性・信頼性)」をもとにしたリンクの質が重要視されています。そのため、無闇にリンクを増やすのではなく、関連性と信頼性のあるリンク戦略を取ることが大切なのです。

「E-E-A-T(専門性・権威性・信頼性)」についてはこちらの記事もご覧ください
※【初心者向け】Googleに"有益なサイト"と評価されるには!?SEO基礎知識徹底解説

サイテーションとは?

最後はサイテーションです。サイテーションは、サイトへのリンクがなくても、企業名やブランド名が他のサイトで言及されることを指します。

サイテーションの例としては、”口コミサイトで「○○株式会社の△サービスがすごいらしい」(リンクなし)”・”SNSで「△店の評判がいいと聞いた」(リンクなし)と投稿される等があります。

サイテーションの重要性

1. ブランド認知度の向上

サイテーションが増えると、多くの人の目に触れる機会が増え、ブランドの知名度が上がります。

  • SNSやブログでの言及が、潜在顧客にリーチ
  • 業界メディアでの紹介が、ブランドの信頼性を高める

 :「IT業界の大規模イベントサイトのインタビュー記事で、他社の社長がパートナーである自社の話を出してくれ話題に」➡ ブランド認知UP

2.  E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)評価の向上

さきほどの解説でもありました”E-E-A-T”ですが、Googleは、サイテーションをE-E-A-Tの一部として評価し、検索順位に間接的な影響を与えると考えられています。

  • 有名メディアや専門家が言及すると、信頼性が高まる
  • 特にローカルSEO(地域ビジネス)では、サイテーションが検索順位に影響

 :「ローカルニュースサイトが、あなたのレストランを紹介(リンクなし)」➡ 地域検索での評価向上

3. SNSやレビューでの影響力拡大

サイテーションはSNSやレビューサイトでの言及にも含まれます。

  • Twitter/XやFacebookでの話題が、ブランドの信頼度を高める
  • Googleマップや口コミサイトでのレビューが、ローカルSEOに貢献

 :「xで『○○のSEO対策記事、すごく参考になった!』と話題に」 検索順位に間接的なプラス効果

このように、サイテーションもSEO対策で重要な要素となります。

サイテーションのSEOメリット

  1. E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の強化
    多くのサイトで言及される=信頼されている証拠と、検索エンジンが「よく言及されているサイト」と評価されます。


  2. MEO(マップ検索エンジン最適化)、ローカルSEOに効果的(特にGoogleマップ)
    サイト名やブランド名、住所、電話番号(NAP情報)が他のサイトで言及されることなども含まれ、特にローカルSEOで効果が期待できます。


  3. 口コミやSNSの拡散でブランド認知度向上 → 被リンク獲得の可能性UP
    「サイテーションが増える → 話題により他サイトが記事にする → さらに被リンクも増える」という相乗効果も見込めます。

このようなメリットがあるのです。

サイテーションの例

  •  ビジネスディレクトリ(企業や店舗の基本情報・会社名、住所、電話番号、営業時間、サービス内容など)をまとめたオンラインのデータベース)や口コミサイトでの言及
    「〇〇カフェ(東京都渋谷区○○)のランチが美味しかった!」

  • 業界フォーラムやQ&Aサイトで言及される機会を増やす
    「〇〇の成功事例として、□□企業が取り組んだ施策が話題になっています。」

  • ニュース記事で、企業名が紹介される
    「マーケティング戦略といえば、〇〇株式会社の調査レポートが参考になった」

  • SNSでのブランド紹介
    「最近読んだ記事の中で、〇〇のSEO対策ブログが一番わかりやすかった!」

上記のように、SNSやフォーラムでの自然な言及を促すのが好ましいですね。



外部リンクの用語解説は以上となります。
各外部リンクを適切に活用することで、SEO対策だけでなく、ユーザーの利便性向上やブランドの信頼獲得にもつながります。
特に「適切な発リンクを設置する」「良質な被リンクを獲得する」「サイテーションを増やす」ことを意識して、コンテンツ戦略を考えていきましょう!

企業サイトでの具体的なSEO実践方法

では具体的にはどのように実践すればよいのでしょうか。
まず、自社で以下対応ができているか、チェックしてみましょう。

  1. サイトに適切な内部リンクがあるか?
  2. 発リンクは信頼できるサイトに向けているか?
  3. 被リンクの質を定期的に確認しているか?
  4. サイテーションを増やす施策を検討できているか?
  5. 低品質なリンクがないか?

次に、出来ていない箇所があれば、どういったことが出来るか、一例をあげていますので参考にしてみてください。

内部リンク最適化

  • 重要ページへのリンクを増やし、サイト構造を整理
  • パンくずリストやサイトマップを活用
  • 社内のブログやサービスページを相互にリンクする

発リンク活用

  • 公式情報や権威のあるサイトへのリンクを設置
  • ユーザーの利便性を意識したリンクを作成

被リンクの獲得

  • 自然なリンクを増やすために言及・参照したくなる高品質なコンテンツを目指して日々更新を行う
  • プレスリリースを配信する(ニュースサイトや業界メディアに掲載されることで自然な被リンクを獲得)
  • PR記事や業界メディアへの寄稿を検討

サイテーションの強化

  • Googleマップやレビューサイトでの言及を増やす
  • Googleマイビジネスや業界ディレクトリに登録
  • SNSでのブランド認知度向上を図る
  • メディア露出を強化する

「すぐにできる施策」と「中長期的な施策」に分けると?

■すぐにできる施策例(短期)

・nofollowタグの適切な設定→不要なリンクにはnofollowを付け、評価の流出を防ぐ
・Googleサーチコンソールで被リンクの確認→不審なリンクがないかをチェックし、否認申請を行う

■中長期的に行う施策例(長期)

・権威性のあるサイトとの関係構築→プレスリリースの配信、寄稿記事の掲載など
・コンテンツマーケティングの強化→被リンクを自然に獲得できる記事やホワイトペーパーの作成など
・SNSやコミュニティでの認知拡大→サイテーションを増やし、ブランドの露出を強化



短期施策はすぐに実行できるものの、長期的な視点でのSEO設計戦略も欠かせません。まずは今すぐできることから取り入れてみるのがよいでしょう。

成功事例・失敗事例

次に、よくある成功事例・失敗事例を見ていきましょう。

成功事例

  • 内部リンクを最適化 → 滞在時間が向上し、検索順位がアップ
  • 業界メディアからの被リンクを獲得 → ドメイン評価が上がり、検索結果1位に

失敗事例

  • 低品質な被リンクを購入 → Googleペナルティで検索圏外に
  • 内部リンクを適切に設定せず、重要ページがインデックスされず流入が減少

上記のように、SEO対策において、成功する企業と失敗する企業の違いは、単なるリンクの数ではなく「正しい戦略を理解し、継続的に実践できるか」にかかっています。

成功事例に共通するのは、 「価値あるコンテンツを発信し、自然にリンクが集まる仕組みを作る」 という点。一方で、失敗事例の多くは、 「短期間で結果を求め、不自然なリンク施策に手を出す」 ことに起因します。

検索エンジンは日々進化し、不正なリンク施策には厳しく対応しています。
常に適切なリンク設計を取り入れ、 ユーザーにとって有益なコンテンツを提供し続けることで、SEO効果は確実に積み上がっていきます。

まとめ:SEOリンク戦略の重要性

SEOにおいて、内部リンク・外部リンク(発リンク・被リンク・サイテーション)のそれぞれが重要な役割を果たすことをご理解いただけたと思います。

ポイント整理

  • 内部リンク:サイト内の構造を整理し、Googleの評価を向上
  • 発リンク:信頼性の高い情報を提供し、読者満足度を向上
  • 被リンク:権威性を高め、検索順位の向上を促進
  • サイテーション:ブランド認知度を向上させ、ローカルSEOに有効

内部リンク・発リンク・被リンク・サイテーションを効果的に活用することで、SEOの評価を高め、検索順位を向上させることができます。
しかし、間違ったリンク設計をすると、SEOの効果を失うだけでなく、ペナルティを受けるリスクもあります。正しい知識を持ち、戦略的にリンクを活用していきましょう。

「どのサイトに発リンクを貼るべきか?」
「被リンクを自然に増やすには?」
「内部リンクの最適な構造は?」

このように、リンク設計の最適化でお悩みの方は専門家に相談するのも一つの手です。ぜひプロのアドバイスを活用して、検索順位UPを目指しましょう。

もちろんSEO対策はリンク設計だけではありません。今自社に必要なSEO対策は何か?を知るために現状を把握することが第一歩です。アクセス解析やサイトのSEO対策でお悩みの方はぜひアリウープにお問い合わせください!

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監修

Kanako Majima

Marketing Director

事務仕事をしていたのに、配置転換から気が付けばディレクター歴XX年。数字を見るのが好き。
宝塚観劇のため、月3日程度は午後不在にしています。
主食は肉類とワイン。愛犬はチワワ。壁紙は上様。
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