Blogブログ

ブログ
一覧へ戻る

提案書の「良し悪し」を見分ける5つのチェックポイント

新しいプロジェクトを始まる際に必要となるのが「提案書」です。提案書は、そのプロジェクトの背景や目的、抱える課題とその解決方法、あるべき姿とそれを実現したときの効果などを記した資料のことで、「プロジェクトの基礎」とも言えるものです。

多くのWeb担当者の方は制作会社から提案書を受け取ったことがあるでしょう。ただ、「なんとなく良いことが書いてありそうだけど、どこで良し悪しを判断すればいいんだろう?」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、「良い提案書」と「悪い提案書」を見分けるためのチェックポイントをご紹介します。

【チェックポイント1】ストーリーがある提案書になっているか

提案書を受け取ったら、まずは全体を通して見てみましょう。そして、その提案書に「ストーリー」があるかどうかを確認するのです。ここでいうストーリーとは「流れ」とも言い換えることができます。「クライアントの要望の整理〜課題の抽出〜改善策〜具体的な実施内容」という、プロジェクトの実現までの一連の流れが、矛盾や論理の破綻なく描かれているかを見るのです。ストーリーがしっかりと練られている提案書は未来像がイメージしやすく活発な議論につながるので、より良いサイトにつながるものになるのです。

とはいえ、「なんとなく」整然としたストーリーができているように見える提案書も多いものです。そこで、矛盾や破綻がないかどうかを把握するために、「6W2H」の視点で提案書を見てみるといいでしょう。「6W2H」とは次のようなものです。

・What(何を:どのような企画を実施するのか)
・Why(なぜ:どのような狙い・目的を持って実施するのか)
・Who(誰が:誰がその企画を行うのか)
・Where(どこに:どの市場に対して仕掛けるのか)
・Whom(誰に対して:どのようなターゲットに向けるのか)
・When(いつ:どのようなタイミング・スケジュールで行うのか)
・How(どのように:どのような方法で行うのか)
・How much(いくらで:どれだけの予算をかけるのか)

これらの視点を持って提案書を眺めてみると、記載内容に矛盾があった場合にはすぐに気づくことができるでしょう。

【チェックポイント2】客観的事実に基づいた上で書かれているか

課題の抽出や対策案の検討、そして具体的な目標や計画が必要です。それらは必ず「客観的な事実」に基づいた上で書かれていなくてはなりません。例えば、一般的には「高齢者はインターネットに弱い」というイメージがありますが、実際には50代や60代の方でもインターネットの利用率が向上し続けているという統計データがあります。こうした客観的な事実を知らずに「高齢者はインターネットに弱いから、このサイトでは高齢者はターゲットから外しましょう」と提案してしまっては、せっかくのビジネスチャンスを逃すことになりかねません。

プロジェクトを遂行するためには「パッション(情熱)」も重要な要素ですが、根拠のないパッションは、一歩間違えると「単なる思い込み」になってしまいます。思い込みだけで物事を進めてしまっては将来的に方向性がブレる危険性がありますし、そもそも的外れな成果物が出来上がってしまう可能性もあります。

企画を考える上でも、「これはイイでしょ?」というだけでは人は納得しません。「これは(こういう背景やニーズがあるから、それに応えるために実施します。だから)イイでしょ?」と、()内のことを明確にすることが実は大切なのです。この()内の事柄を補強するものが「客観的な事実」なのです。

課題の把握やコンテンツの作成、目標設定をする際に定量データを活用して、客観的な事実から案を導き出しているか。そこに注目すると提案書の良し悪しがわかりますし、発注者側の社内関係者の理解や承認も得やすくなるでしょう。

【チェックポイント3】クライアントの課題を「自分ごと化」しているか

制作会社はWebのプロですが、クライアントのビジネスのプロではありません。ですから、社内事情や業界事情の細かいところまでは把握していません。しかし、クライアントの課題や思いを「自分ごと化」することはできます。自分ごと化された上で書かれた提案書は、より現実的で、よりクライアントの願いを叶える力を持った提案書です。

では、「自分ごと化」されているかどうかはどこを見ればいいのか。少々抽象的な説明になってしまいますが、提案書の内容に「共感」できるかどうかで判断することができるでしょう。例えば課題の抽出であれば「そうそう、こんなことに困っているんだ」「今まで気づかなかったけど、確かにこんな課題を感じている」というような膝を打つ事柄が記されていたり、改善案であれば「確かにこんな企画をすれば、私たちのお客様に喜んでもらえるかもしれない」と期待を抱くことが書かれていたりすると、それは制作会社が「自分ごと化」した上で書かれている提案書だと言えるでしょう。

実はこれこそが、提案書の良し悪しを判断する最重要ポイントなのです。

【チェックポイント4】新しい発見があるか

ポイント1〜3までを念頭に置きながら提案書を読んで「新しい発見」はあったでしょうか?もし発見があれば、それは良い提案書ですね。

新しい発見とは、必ずしもポジティブなものでなくても構いません。たとえネガティブなものであっても、それに気づかなかったならビジネスの発展の可能性をひとつ潰してしまうことになるのですから。
新しい発見をもたらしてくれる提案書、そしてそのような提案書を書けるWeb制作会社はきっと力強い味方になってくれます。

【チェックポイント5】細部にこだわっているか

細部にこだわり、そもそも見やすい、読みやすい提案書になっているかということも、基本的ですが、とても大切なことです。

例えば極端に文字量が多くなっていたり、ページごとに体裁が整っていなかったり、見づらいレイアウトになっていたりする。はたまた専門用語を多用していたり、提案書中で用語の統一がなされていなかったりすると、読みづらく、理解するのに時間がかかり、良い提案書とは言えません。何よりもそのような提案書を作る会社は、実制作に入っても対応が粗い可能性があるので、注意してチェックしてみてください。

いかがでしたでしょうか?

ここに記したことはあくまでも基本的なことですが、この5つのポイントを考慮しながら提案書を眺めてみると、きっとその良し悪しを理解できるはずです。今後、提案書を見る際の参考にしてみてください。

  • 古い記事

    ベーカリーカフェでランチ!メシコミでおいしく楽しい時間。

  • ブログトップへ戻る
  • 新しい記事

    祝!6周年 アリウープの”過去・いま・未来”を創業時からいるメンバーに聞いてみました! 〜前編〜