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自社にあったアクセス解析ツール選定のポイントとアリウープディレクターおすすめのツールとは?

アクセス解析といえば、今やGA4(Googleアナリティクス4)は多くの企業が導入しており、プラスアルファとして、その他のアクセス解析ツールの導入を検討している企業も多いと思います。

しかし、実際どんなことが見えて、どういった活用ができるのか?すぐに答えられる方は少ないかもしれません。今一度、アクセス解析でわかることと、アクセス解析が重要な理由、ツール選定のポイントを一緒に見ていきましょう。

アリウープディレクターのオススメツールも一部ご紹介いたします!

アクセス解析でわかることと、アクセス解析が重要な理由

早速、アクセス解析でわかることを一緒に見ていきましょう

■トラフィックの理解

アクセス解析を使用すると、ウェブサイトに訪れるユーザーの数やタイプ、地域などを把握できます。これにより、どのような人々がサイトを訪れているのかを知ることができます。

■コンテンツの効果測定

 どのコンテンツが人気であるか、どのページが最も訪問されているかを知ることで、コンテンツ戦略の評価と改善が可能になります。様々な指標から、コンテンツの効果を評価し、戦略を最適化することができます。

■コンバージョン率の測定

コンバージョンは、ビジネスの種類や目標に応じて異なります。
主なコンバージョンの種類には、製品購入、リード生成(お問い合わせフォームの送信、登録)、ウェブサイト訪問時間の増加、特定のページの訪問(コンテンツ閲覧)などがあり、サイト上の目標達成がどれだけ成功しているかを把握できます。

コンバージョン率の測定結果をもとに、ウェブサイトやランディングページを改善し、コンバージョン率を向上させるための対策を練ることができます。

■SEO対策(検索エンジン最適化)

 アクセス解析は、どのキーワードがサイトにトラフィックをもたらしているかを示すことができます。これにより、SEO戦略を最適化し、検索エンジンランキングを向上させるのに役立ちます。

Googleが推奨するSEO対策(検索エンジン最適化)の提示はありますが、日々進化しており様々なアップデートがあるため、いつまでも同じような対策をしていても、順位が落ちることもあります。そのため、SEO対策に関しては常に新しい情報を入手することも大切です。

■広告キャンペーンの評価

オンライン広告キャンペーンの効果を評価し、広告費の効率性を確認できます。ROI(投資収益率)を最大化するのに役立ちます。

■競合分析

アクセス解析をすることで、競合他社サイトのトラフィックパフォーマンスを評価するのに役立ちます。これにより、競合他社の成功事例を学ぶこともできます。

■セキュリティ・監視

アクセス解析を使用して、不正アクセスやセキュリティの脆弱性を検出することができます。例えばいつもアクセスのない海外地域からの集中したスパムアクセスに気付いた…等、セキュリティの問題を早期に発見し対処するのに役立ちます。


上記のように、アクセス解析は自社サイトを成功に導くために不可欠なツールです。

正確なデータ把握とそれに基づく戦略策定を行うことで、サイトをより効果的に運用し、ビジネスの成果を向上させていきましょう!

アクセス解析ツールを選ぶ際のポイント

次に、適切なツールを導入するための検討ポイントを見ていきましょう。
適切なツールを選ぶためには、自社のニーズや目標に合致するものを選ぶことが大切です。

■目標の明確化

まずは、何を達成したいかを明確にしましょう。ウェブサイトのトラフィック増加、コンバージョン率の向上、SEOの最適化など、具体的な目標を設定します。

■予算の考慮

利用可能な予算を考慮し、ツールの価格をチェックしましょう。
無料(トライアル・一部無料)~有料のエンタープライズツールまで、各ツールで様々な選択肢があります。多くのツールは試用期間を提供していますので、実際にツールを試して、自身の要件に合致するかどうかを確かめることができます。

■データのタイプ

解析したいデータの種類に注意しましょう。ウェブトラフィック、コンバージョン、広告キャンペーンデータなど、必要なデータが提供されるか確認します。
また無料版や簡易版の場合、データ(ログ)の保存期間が短い場合もあります。過去データの保存期間などもチェックしておきましょう。

■使いやすさ

導入後、制作会社に丸投げではなく、ご自身でも基本的な操作やレポートなど理解しなくてはなりません。
インターフェースが使いやすいかどうかを確認しましょう。操作しやすいダッシュボードやレポートがあるかどうかもポイントです。

■カスタマイズの可能性

ツールのカスタマイズがどのくらい可能かも知っておきたい情報です。
自社のニーズに合わせてダッシュボードやレポートを調整できることが望ましいです。

■リアルタイムのデータ

リアルタイムデータを提供するツールは、サイトのトラフィックやキャンペーン効果を迅速に評価するのに役立ちます。

■カスタマーサポートとトレーニング

企業のWeb担当者が一番気になる点かもしれません。
カスタマーサポートがどのようなものかもしっかり確認しましょう。導入サポートやトレーニング、トラブルがあった際の対応フローなども含まれます。

■拡張性

Webサイトを大きく成長させる事を目標とされていると思いますので、将来的なニーズに対応できるかどうかも確認しておきたい部分です。

■セキュリティ

データセキュリティが確保されているかどうかを確認しましょう。重要なデータを安全に保護するためのセキュリティ対策が整っていることが重要です。

これらのポイントを考慮し、複数のツールを比較検討することで、最適なアクセス解析ツールを選ぶことができます。また、特定の業界やビジネスに特化したツールも存在するため、自身の業界やビジネスタイプに合ったツールを探すことも重要です。

アリウープのマーケティング担当がおすすめする、アクセス解析におすすめのツール

※2023年10月現在

アリウープでは、Webサイトの分析や調査を専門とするマーケティングチームが、アクセス解析や各種調査を行っています。
マーケティングチームは調査結果に基づいた解決策のご提案や、お客様の課題解決を実現するツールのご提案など、Webマーケティングに関わる業務に幅広く対応しているのですが、今回は多くの企業のアクセス解析を行っているマーケティングディレクターが実際に使っているツールやおすすめのツールの一部をご紹介いたします。

Webサイト分析ツール

■Googleアナリティクス(GA4)

https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/

Googleの提供する無料のツールの一つで、上場企業の約8割が導入しています。
アクセス解析ツールとしては最もメジャーで、サイト利用者がどのような経路でどういった行動をしているのか、分析することができるツールです。

アリウープでもアクセス解析する場合にはGoogleアナリティクスを使うことが多く、有料ツールの導入をしなくてもGA4使いこなすことで深い分析が可能です。

■アドビアナリティクス

https://business.adobe.com/jp/products/analytics/adobe-analytics.html

アクセス解析ツールとしてはGoogleアナリティクスの次にメジャーなものとなります。

メインの機能となるワークスペースでは、ドラッグ&ドロップでスピーディーにレポート作成が可能です。ワークスペースはGoogleアナリティクスの探索レポートや、ルッカースタジオで作成するGoogleアナリティクスレポートに近く、Googleアナリティクスよりも自由度が高いです。有料のツールのため、まずはGoogleアナリティクスを使用してみる場合が多いです。

■SiTest(サイテスト)

https://sitest.jp/

SiTest は、基本的なアクセス解析機能に加えて、ヒートマップ解析、録画解析機能、 A/B テスト、 EFO (エントリーフォーム最適化)、レポーティング、広告連携機能などの機能がオールインワンで搭載され、さらに AI(人工知能)による解析データの集計レポートが出力可能なウェブサイト解析・改善 SaaS です。
専門的な知識がなくても、簡単に操作できます。

■User Insight

https://ui.userlocal.jp/

User insightは通常のアクセス解析に加えて、 ヒートマップによるユーザー行動の可視化によって、アクセス解析・UI/UX改善が可能になるツールです。
ユーザーはどこからアクションを起こしているのか?押してもらいたいコンテンツは押されているのか?など確認することができるので、各属性のユーザーがどのようにページを 見ているかを直感的に把握できるようになっています。

■コンテンツスクエア

https://contentsquare.com/jp-jp/

ヒートマップや録画解析機能が充実したツールです。Googleアナリティクスやアドビアナリティクスと併用して使用することが多いです。ヒートマップはゾーニング形式(コンテンツなどをブロックとしてブロック単位でのクリック率やスクロール率を確認可能)となっており、スクロール式のヒートマップよりも改善前後の結果やABテストの結果を比較しやすいです。

SEOに役立つツール

■サーチコンソール

https://search.google.com/search-console/about?hl=ja

Googleの提供するツールの一つで、キーワード毎の検索結果での表示回数やクリック数、検索順位、クリック率などの指標を確認できます。SEO対策を始める場合は、まずはサーチコンソールを導入することが多いです。

■Bingウェブマスターツール

https://www.bing.com/webmasters/about?cc=jp

Microsoftが提供するツールの一つで、サーチコンソールのBing版という位置づけです。BingとGoogleで順位が異なる場合があり、Bingからの流入が多い場合はこちらのツールもSEO対策のために導入することが多いです。

■キーワードファインダー

https://keywordfinder.jp/

SEOキーワード選定までの作業を自動化するツールです。競合や自社の各キーワードにおける順位推移や、おすすめのキーワード、競合キーワードなどを自動で提案してくれます。キーワード選定における「検索数」「難易度」「関連度」などの集計も自動でできるため、分析が効率的にできます。

■ミエルカSEO

https://mieru-ca.com/

ミエルカSEOは競合のURLを入れるだけで、競合が対策しているキーワードと流入数、順位の変化を一覧で確認することができます。他にも、サジェストキーワード分析、競合サイト分析効果検証・レポート・施策管理広告分析YouTube分析などが可能です。

また、サポートも魅力的で、リアルタイムで講師に質問できるLIVEセミナーや、ツール活用の解説動画、Webマーケティングのノウハウ動画、SEO・コンテンツの基礎講座から、売上改善に役立つアクセス解析の解説など、200以上の動画で学ぶことも可能です。
効果的にWebマーケティングを学ぶことができるので新任のWeb担当者さんも安心ですね。

その他ツール

■Similarweb

https://www.similarweb.com/ja/

SimilarWebとは、イスラエル発の会社で4,000を超える企業に活用されている競合サイト分析に役立つマーケティングツールで、URLを入力するだけで簡単にアクセス解析ができます。一方で、実際の数値とは異なる場合が多いため注意が必要です。競合他社のサイト訪問数だけでなく、キーワード、デジタル広告出稿状況、オーディエンスの興味、どのページが見られているかなどがわかります。
Similarwebは世界190カ国以上の市場分析の活用が可能なので、国際的な競合情報にも簡単にアクセスできるのが強みと言えるでしょう。

■どこどこJp

https://www.docodoco.jp/

「どこどこJP」は、IPアドレスとそれに紐づいた地域・組織・気象・回線情報など100種類以上の情報を、インターネットを介して利用できるAPIサービスで・企業アクセス分析・不正アクセス対策などに活用できます。

GA4と連携することで、組織名、組織業種、組織規模(資本金、従業員数)、接続環境情報を追加し、サイト訪問者が問い合わせる前から見込み顧客を知ることができます。
ただし、IPアドレスで紐づいた企業の所属の方からの閲覧でも、テレワークなどで自宅作業などをされている方の場合、そのアドレスは自宅のものになるのでわからない…というような事もあります。

アリウープでの実績例

アリウープでは今回紹介したツールについて下記のような実績があります。

アクセス解析

Googleアナリティクスを使用してリニューアルのためのサイト分析を実施

巨大複合施設サイトリニューアルにおけるWeb戦略策定 サンシャインシティ公式サイト/コーポレートサイト 株式会社サンシャインシティ

SEOツール

サイトリニューアルやコンテンツSEOを実施するにあたって、競合分析やコンテンツ企画のために活用しています。競合他社がどのようなキーワードで順位を上げているのか定点観測するなど、サイト運用においても活用しています。

どこどこjp

BtoB企業において、ターゲットユーザー層毎にサイトの閲覧品質やCVRを分析。問い合わせに至ったユーザーの閲覧傾向などの分析にも活用しています。

まとめ

今回ご紹介したツールは数多くある解析ツールの一部です。

アクセス解析ツールを適切に使用し、データに基づいたマーケティング活動を行うことは、オンラインビジネスの競争力を維持し、向上させるために不可欠なステップです。
GA4だけでもユーザー行動の解析はできますが、GA4にプラスアルファとして、自社に必要なツールを選定してみましょう。

「有名なツールだからとりあえずやろう」
「月額が安いし入れてみよう」

という考えではなく、どういったツールが本当に必要か検討することが大切です。
アリウープのマーケティングディレクターは、現状の棚卸からお手伝いし、導入サポート、運用まで一貫して対応できますので、アクセス解析や運用でお悩みの方は一度ご相談ください。

アクセス解析に関する無料相談はこちらから

監修

Kiyone Ito

Marketing Director

大手家電メーカーサイト、大型商業施設やホテル・観光サイト、BtoB製品サイト、コーポレートサイトなど幅広い案件を担当。 特に、アクセス解析やヒューリスティック評価による、課題抽出や改善提案を得意とする。