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【初心者向け】サーチコンソール(Search Console)、企業のWeb担当者はここをチェック!

Googleが無料で提供しているサーチコンソール。SEO対策には欠かせないと言われるサーチコンソールにおいて、企業のWeb担当者ならここは最低限見ておきたいというポイントを解説します。

【定期的にチェック・その1】流入検索キーワード

自社サイトへ流入している検索クエリについて、例えば社名での流入が多いなど大まかな傾向はもちろん知ってるというWeb担当者は多いのではないでしょうか。ただそれだけで満足し、サーチコンソールを定期的に見ていないとしたら少しもったいないと言えます。

サーチコンソールでは、表示回数やクリック数などを過去の期間と比較して見ることができるので、前年比等での増減を見ていくのもいいでしょう。

サーチコンソールの期間指定で「比較」を選ぶと簡単に前年との比較ができる
クリック数、表示回数の差が大きいもの順に表示させることも可能

上記は弊社サイトのサーチコンソール画面について表示回数差の多い順にソートしたものになります。表示回数やクリック数などの変動数が多いクエリに注目して見ていくと、全体の増減に影響している検索クエリ(ユーザーが検索結果からサイトへアクセスするときに使用したキーワード )が何か見つけることができます。

クリック数の減少が大きい検索クエリがあった場合には、平均検索順位、クリック率、さらにそれらのデバイス別の傾向などをさらに詳細に見ていくことで、サイトへの流入を増やすためのヒントを見つけることができます。

【定期的にチェック・その2】ランディングページ(入口ページ)

検索キーワードの傾向を見たら、次にランディングページの傾向も見ておきたいところです。

前年比較で検索流入が最も増えたページ・減少したページをチェック

ここでも過去の期間との比較の視点で見ると変化がわかりやすいです。上記は弊社サイトのサーチコンソールでクリック数の差でソートした画面です。最もランディングが増えたページはブログのわかったふりをしていませんか? Webマーケティング用語集『エンゲージメント』とはというページでした。「エンゲージメント」等のキーワードで検索した方にサイトに来てもらいたいとの狙いで公開した記事ですが、良い結果を出せていることがわかります。

逆に前年比較で流入が大きく減少したページも要チェックです。

表示回数はあまり減っていないのにクリック数が減少しているような場合には、ページの内容がユーザーニーズにマッチしていない等の要因が考えられます。

原稿をチューニングしたり、タイトル(①)やメタディスクリプション(②)を変更してみるなどの対策を検討してみても良いでしょう。


①タイトル(title):検索エンジンにページの内容を伝える役割があると同時に検索結果画面にも大きく表示される。

②メタディスクリプション (meta description):ページ内容の説明の文章。検索結果画面でタイトルの下に表示される。ただしGoogleがページ内容としてより適切と思われる文章を自動で本文から抜粋して表示することもある。

【大きな改修後は必ずチェック】インデックス状況

Googleの検索結果に表示されるためには、Googleの検索エンジンデータベースにWebページがあると認識されることが必要です。1)Googleのクローラーがページを認識 2)Googleのデータベースに登録(インデックス)される3)アルゴリズムに則ってサイトが評価され、ページが検索結果に表示される という流れを経てはじめて検索結果に表示されるので、この工程はとても重要です。

サーチコンソールの「インデックス」という項目を見ると、今インデックスされているページが何ページあり、未登録が何ページあるかチェックできます。

「登録済」に分類されているのがインデックスされているページ

サイトのリニューアルを行った際は、公開後できるだけ早くサーチコンソールの「サイトマップ」から新サイトのサイトマップを送信、その後しばらくは新ページがインデックスされたかサーチコンソールを使ってチェックしていくのがよいでしょう。「未登録」に判定されたページが多い場合はそちらも細かくチェックを行うと課題を見つけられることがあります。

まとめ

サーチコンソールをうまく使うとSEO上の課題にいち早く気づき、対策を行うことができます。サイトのアクセス解析と合わせて、定期的にチェックし役立てることをおすすめします。

アリウープでは、サイトの制作だけでなく、Google Analyticsやサーチコンソール等の分析をもとにしたサイト改修のご提案などWebに関する様々なサポートを行っていますのでぜひご気軽にご相談ください。

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監修

Kiyone Ito

Marketing Director

大手家電メーカーサイト、大型商業施設やホテル・観光サイト、BtoB製品サイト、コーポレートサイトなど幅広い案件を担当。 特に、アクセス解析やヒューリスティック評価による、課題抽出や改善提案を得意とする。