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製品サイト・サービスサイト制作時に「ユーザー目線」を忘れてはならない理由

製品サイトやサービスサイト、ブランドサイトは、企業のサイトの中でも売上に深い関係を持つものです。ただ漫然と製品やサービスを紹介しているだけでは魅力を伝えることはできず、サイト自体の価値向上も難しくなります。
では、製品サイト・サービスサイトの制作にあたって押さえておくことはどのようなことなのでしょうか。そのポイントは「ユーザー目線」にあるのです。4つの視点から詳しく解説していきます。

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ユーザーニーズと課題の整理・把握をする

第一に行うことは、ユーザーの「ニーズ」と「課題」の整理と把握です。

ユーザーはどのような目的で、どのような課題を解決するために自社の製品やサービスを利用するのか?という考察が、ユーザーに”最適な情報”を”最適な形”で提供することを実現していくからです。

ニーズと課題を整理・把握するには、まずは製品やサービスに関する情報を集めることが大切です。開発担当者にどのような動機や狙いがあって開発されたものなのかを聞いたり、営業担当者に顧客からどのような声をもらっているのかを聞いたりしていくと、製品・サービスを取り巻く実情が見えてくるでしょう。「お客様相談室」のような部署があるならば、そこに寄せられる声も参考になるでしょう。

既存のサイトがある場合、アクセスデータを収集・解析してニーズと課題を集めることもできます。例えばサイトに流入する際の検索ワードを見ればユーザーが何を求めてサイトにたどり着いたかがわかります。想定通りのキーワード以外での流入が多い場合はマーケティング戦略にズレが生じている可能性があることもわかるでしょう。また、主要コンテンツ以外のページが多く見られているようであれば、自社では気づいていなかったところにユーザーのニーズを満たし、課題を解決する力が眠っている可能性もあります。

このようにアクセスデータを通じた発見はたくさんあるので、関係者へのヒアリングと両軸で行うと、より効果の高いサイトに近づけるでしょう。

ユーザーのニーズや課題に刺さるメッセージ(ブランドタグライン)を考える

次に行うのは、ユーザーへの「メッセージ」を考えることです。ヒアリングやアクセス解析を通じて整理したユーザーのニーズと課題に対して、自社の製品やサービスがどのように役立つのか、どんな価値を提供し、それらの活用はユーザーの生活をどう変化させるのか、といったことが簡潔に伝わる言葉を作るのです。この言葉のことを、マーケティング用語では「タグライン」と呼びます。企業や製品・サービスの価値、魅力、特徴、込められた思いなどを表現するもので、マーケティング戦略やコンテンツ制作、サイトを始めとしたデザイン制作はこのタグラインに沿って構築されていきます。

タグラインは、無理に凝った言葉や表現を用いる必要はありません。できるだけ簡潔でわかりやすいものが望ましく、一般的には10~15文字程といわれています。誰に何を伝えるのか、製品・サービスのどんな特徴を押し出したいのかといったことを明確にした上で、思わず口に出して言いたくなるようなリズムを持った表現にできると、ユーザーにも覚えてもらいやすくなるでしょう。

ユーザー目線に立った設計を行う

実制作に入ってもユーザー目線は忘れてはなりません。特にサイトの設計は、あくまでも企業側が伝えたいことではなくユーザーが知りたい情報を目立たせるべきですし、見栄えの良さばかりを追求して伝えるべき情報が埋もれてしまうなんていうことになると本末転倒です。

製品・サービスの紹介ページでは、どのような課題に役立つもので、どんな特長を持っているのか、また詳細なスペックや掛かる費用といった情報を掲載していきます。掲載の順番や情報の強弱は一律ではなく、製品・サービスの売りや、ユーザーのニーズに応じて変化します。最初の「ユーザーニーズと課題の整理・把握する」で得た情報を活用したり、既存サイトのアクセス状況を調査したりした上で検討してみましょう。

なお、製品・サービスの紹介ページ以外にも、以下のようなコンテンツを用意できるとより効果的にユーザーにアピールすることができます。

<コンテンツ例>

FAQなど、よくある質問と回答

・ご利用者の声など、実際に製品・サービスを利用している方の声

・ご利用の流れなど、製品・サービスを利用するまでのフロー

・開発者インタビューなど、企業が製品・サービスに込めた思い

・診断系コンテンツなど、ユーザーに適した製品・サービスの診断

・体験レポートなど、製品・サービスを使った感想を紹介するレポート記事や漫画系コンテンツ

継続的かつ定期的な効果検証を繰り返していく

製品・サービスサイトが完成した後もユーザー目線は忘れてはなりません。継続的に、そして定期的にサイトのアクセス状況を確認して効果検証を行い、ユーザーがサイトをどのように使っているのかをチェックし、常により良いサイトに向上させる取り組みが必要となります。

もし、思ったような成果を得られていないようであれば、テキストやデザインの調整、コンテンツの追加などの改善策を実施してみましょう。サイト改善の際には、いきなり制作するのではなく、ABテストなどを実施した上で行い、精度の高いものを作っていく方法もあります。

ここまで見てきたように、製品サイトやサービスサイトを制作する際には絶対に「ユーザー目線」を忘れてはなりません。しかし、自社だけで制作を進めていくと、どうしても自分たちの希望や都合が優先されがちになっていきます。そうしたときには、Web制作の知見を持った第三者の協力を得ると、自社目線とユーザー目線のバランスを上手く取ることができます。

アリウープでは、これまで多くの企業の製品サイトやサービスサイトの制作を手掛けてきました。「製品サイトを作りたい」「既存のサービスサイトの効果が出ない」といったご要望をお持ちの企業様は、お気軽にご相談ください。

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