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新サービスの立ち上げとともにブランディングを追求
予約システム「リザエン」の全面リニューアル
株式会社インタークエスト

credit

ローンチ日
2020年11月2日
制作期間
4カ月
弊社担当
三好 隼人(アカウントディレクター)河野 吉雄(コンサルタント)河崎 翔太(プロダクトディレクター)間嶋 加奈子(マーケティングディレクター)
URL
https://www.riza-en.jp/

problem - 課題

新サービス立ち上げと、従来のサービスの再定義

インタークエスト様は、Webのシステム開発を主軸に、自社開発システムの販売やシステム受託開発を手掛け、弊社とは開発パートナーとして長いお付き合いがあります。

過去のインタビューは以下からご覧いただけます。
株式会社インタークエスト
“互いの専門領域で補い合える関係を続けていきたい”
https://www.alleyoop.co.jp/works/interview/011/

インタークエスト様が提供するソリューションのひとつ、「リザベーション・エンジン(新名称:リザエン)」の全面リニューアルに伴い、サービスサイトのリニューアルをご相談いただきました。
リザベーション・エンジンは2000年にサービスを開始以来、上場企業から中小企業まであらゆるビジネスシーンで利用されている、予約システムです。

大きな検討ポイントとして、お客様ごとのカスタマイズ開発を強みとする従来のサービスを維持しながら、より手軽に導入できる新サービス(SaaS版)の提供を開始されるということで、これら 2 つのサービスをWeb 上でどのように販売するべきか、という課題がありました。

また営業ご担当者様からは、「リザベーション・エンジンの名前を覚えてもらいにくい」といったお客様の声を共有いただき、サービスのブランディングについても協議を進めました。

approach - 提案

サービスの価値を見つめ直して、クリエイティブとメッセージに一貫性を持たせる

Web 上における新サービスの表現については、当初、サイトを分ける案も検討されましたが、次の理由から ひとつのサイトで取り扱うことをご提案しました。

  • • 従来のサービスと新サービスが競合することなく、一元的な集客が可能であるため、ニーズの取りこぼしが少ない。
    • 情報を 1 サイトに統合することで、サイト解析やコンテンツ更新の運用負荷を抑えられる。

サービスはそれぞれ、「リザベーション・エンジン」として提供していた、機能のカスタマイズやオンプレミス提供(パッケージ販売)、独自のセキュリティ対策などに対応できるエディションをリザエン「エンタープライズ版」、従来のリザベーション・エンジンよりも更に手軽にご利用いただけるSaaS版をリザエン「ビジネス版」 とし、2つのエディションの強みを生かしていくことになりました。

もう一方の課題であるブランディングは、次のご提案をし、採用いただきました。

1)ブランドカラー
青系統が多く使われているものの、トーンの異なる色を使用しているため、“印象に残りづらい状況” と評価し、予約システムとして長年に渡る「信頼」と「実績」に相応しいロイヤルブルーのキーカラーと、サイト全体に対するカラースキーム(配色計画)を設計。

2)ブランド名称の変更
“「リザベーション・エンジン」の名前が覚えてもらいにくい” という課題に対して、指名検索数を調査すると、一定の検索ボリュームがあることが分かりました。そこで、現状の名称を引継ぎながら、より覚えやすく、親しみを抱きやすい新名称として「リザエン」へ転換。

3)ブランドタグライン
タグラインは商品のスローガンのようなもので、どのような価値を与えられるかを表します。これまで、リザベーション・エンジンはタグラインとなるメッセージを持っていなかったため、「リザベーション・エンジンの本質的な価値は何か?」を念頭に置きながら、新たなタグライン “「素敵なミライ」を予約する” を導入。

result - 効果

「リザベーション・エンジン」から「リザエン」に生まれ変わり、新たなスタート

「リザベーション・エンジン」の全面リニューアルはプレスリリースとして発表されこともあり、サイトリニューアルから 2か月で「リザエン」の指名検索は「リザベーション・エンジン」を大きく上回りました。
また下層ページへのランディングが増えたことから、自然検索流入のユーザ数が約 18% アップ、直帰率は約 7 ポイント低下しました。

今後はリスティング広告の運用をお任せいただくとともに、SEO やコンバージョンの獲得は継続的な課題として、コンテンツ強化、ABテストの実施など、インタークエスト様と一丸となって取り組んでまいります。

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