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新卒採用サイトのつくり方
〜絶対に押さえておきたい6つのポイント〜

学生が就職活動の初期段階で行うのが、気になる企業の新卒採用サイトの閲覧です。企業の経営理念、詳細な仕事内容、組織の風土や働き方、社員一人ひとりの思いといった情報を確認し、自分に合った企業かを見極め、そこで働くイメージを掴み、エントリーへと進んでいきます。あるいは、もともと興味がなくとも、新卒採用サイトをきっかけに興味を抱き、応募するケースもあります。
逆の観点で言えば、新卒採用サイトを用意していない、おざなりなつくりをしているといった場合、学生に興味を持ってもらえなかったり、企業のイメージが悪くなったりと、思うような採用活動ができない恐れもあります。新卒採用サイトはそれくらい、学生の就職活動を、そして企業の採用活動を左右するものと言っても過言ではないのです。

そこで今回は、新卒採用サイトをつくる上で絶対に押さえておきたいポイントを解説します。

ポイント1:「新卒採用サイトの意義」を理解する

まず押さえておきたいのは、新卒採用サイトを作る意義についてです。
冒頭に記載したように、企業にまつわる情報を知らせ、興味を持ってもらうことが新卒採用サイトの重要な役割です。興味を喚起すると応募者の増加が期待できますが、同時に「ミスマッチ」を減らす狙いもあります。応募者が企業の働き方や風習をよく理解しないまま入社してしまうと、仕事内容や働き方、待遇などに不満を抱き、すぐに離職されてしまうリスクがあります。採用におけるミスマッチは学生にとっても企業にとってもマイナスにしかなりません。これを避けるためにも、新卒採用サイトでしっかりと企業の実情を紹介し、あらかじめミスマッチを防止することが重要になるのです。

新卒採用サイトは「ブランディング」の効果もあります。
本来、企業のブランディングはコーポレートサイト等で行うものです。ただ、新卒採用サイトは、その企業の経営理念や仕事への思い、働き方や社内の雰囲気などが凝縮されている場でもあるため、求職者でなくとも、企業を理解するために新卒採用サイトを見るケースもあります。最優先すべきターゲットはもちろん学生ですが、それ以外にも多くの人に閲覧されるサイトであると知っておきましょう。

ポイント2:新卒採用サイト構築の注意点を把握する

新卒採用サイトを構築する上での注意点も把握しておきましょう。
主な注意点は次のようなものです。

  • 「新卒採用サイト」と「中途採用サイト」の扱い
  • BtoB企業の場合の新卒採用サイトの考え方
  • 就活サイトとの差別化

まず「『新卒採用サイト』と『中途採用サイト』の扱い」についてです。
採用には「新卒採用」と「中途採用」がありますが、サイト制作の上でもこの2つは分けて考えましょう。
「新卒採用はポテンシャル採用、中途採用はスキル採用」と言われるように、それぞれに対して求めるものは異なりますし、待遇も変わってくるからです。あくまでも新卒採用サイトは学生の目を意識し、中途採用サイトはある程度のキャリアを持った人の目を意識して制作した方がいいでしょう。

次に、「BtoB企業の場合の新卒採用サイトの考え方」については、BtoB企業の中には「BtoC企業のように一般的な知名度は高くないので新卒採用サイトにコストを掛けたくない」と考える方もいます。しかし本来はその逆です。一般的な知名度が低かったり、マス広告を展開できたりしないからこそ、採用サイトをしっかりと作り込んで業務内容の詳細や企業の考え方を広めていく必要があります。

そして、「就活サイトとの差別化」についてです。
多くの就活生は、就職活動の第一歩としてリクナビやマイナビ等の就活サイトに登録します。これらのサイトは企業にとっても新卒採用のための第一の窓口となるので、できる限り活用した方が良いでしょう。ただ、リクナビやマイナビに登録したら新卒採用サイトの制作は不要かというと、決してそうではありません。これらの就活サイトは、多数の企業情報を掲載する性質上、どうしてもデザインがテンプレート化され、掲載できる情報量も限られています。そのため、ここだけで他社との差別化や企業の詳しい情報を伝えることが難しいのです。そこで、就活サイトは学生の入り口と考え、独自の新卒採用サイトはより詳しい情報を学生に伝える場としてしっかりと差別化をするといいでしょう。

ポイント3:自社が求める人物像を整理・検討する

ここからは、制作フェーズにおけるポイントとなります。
制作に入る際、「自社が求める人物像を整理・検討する」ことから始めましょう。性格、知識、技術、キャリアの考え方など、応募してもらいたい人物像を整理・検討し、わかりやすい言葉で定義することが重要となります。人物像の整理・検討は採用活動を行うための大前提であり、コンテンツやデザインを作る際の指針にもなります。また、求める人物像を明確にできていないと採用後のミスマッチにもつながる恐れがあるので、必ず社内で共有しておきましょう。
求める人物像は、経営計画や、各事業部の目標と照らし合わせて検討していく必要があります。そのため、経営層を始め、各事業部の責任者とも連携して行く前提でスケジュールも検討していきます。なお、他部署との連携は、人物像の整理・検討だけではなく、この後に触れていくコンテンツやデザイン制作のフェーズでも必要となるものです。「採用活動は人事部だけではなく全社プロジェクト」と心得ておきましょう。

ポイント4:コンテンツは「学生目線」を忘れずに

次のポイントは掲載コンテンツについてです。詳しくは後述しますが、新卒採用サイトの主なコンテンツは「経営理念紹介」「職種・業務紹介」「社風・企業文化紹介」「プロジェクトストーリー」「社員インタビュー」などですが、これらのコンテンツをただ作ればいいわけではありません。まずは「学生が企業に求めるポイント」や「採用サイトで知りたい情報」を知ることから始め、その上で自社が出せる情報と照らし合わせていかなくてはなりません。

例えばマイナビの調査(※1)によると、2022年に大学・大学院を卒業する見込みの学生は「楽しく働きたい」と考える人が多いことや、企業には「安定」を求めていることがわかっています。またリクルートマネジメントソリューションズの調査では、「就職活動中に強く知りたいと思っていた情報」として「具体的な仕事内容」「入社後の教育研修制度」「社員にとっての仕事のやりがい」「具体的な仕事の進め方・スタイル」といったものが上位に挙げられています。こうした情報を得られれば、学生のニーズを満たすコンテンツを作りやすくなっていきます。ただし、学生が企業に求めるものや知りたい情報はその時の社会情勢によっても変化してくるので、新卒採用サイト制作の前には必ず最新情報を調べておくようにしましょう。

※1 マイナビキャリアリサーチLab,「企業選択のポイントは「安定している」が42.8%。コロナ禍の影響か、2001年卒以降過去最高に。」,
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20210426_8553/

※2 リクルートマネージメントソリューションズ,「【調査発表】大学生の就職活動調査2021」
https://www.recruit-ms.co.jp/press/pressrelease/detail/0000000361/

なお、新卒採用サイトでよくあるコンテンツは以下のようなものになります。

【新卒採用サイトのコンテンツ例】

  • 募集要項

募集職種、給与、福利厚生、勤務地、勤務時間、教育制度などに関する情報です。採用サイトで最も重要なコンテンツと言えます。

  • 選考プロセス

応募から採用に至るまで、どのようなプロセスで進んでいくかの紹介です。選考の手段や掛かる期間なども明記しておくと、学生が就職活動をイメージしやすくなるでしょう。

  • 企業理念・ビジョン紹介

企業の存在意義や使命、目指す姿などを紹介します。このコンテンツを通じて、学生に企業の将来像をイメージしてもらいます。

  • 代表メッセージ

企業の代表者が、自らの言葉でビジョンや事業方針、求める人物像などを語るコンテンツです。代表者が発信したいメッセージだけではなく、採用担当者目線でのメッセージなども入れたり、学生の共感を得るためにも具体的な取り組みなどを掲載していくといいでしょう。

  • 職種紹介

自社で働く人々を職種別に紹介するコンテンツです。どのような仕事をして、一日をどう過ごしているのか、キャリアパスなどを掲載して、学生に働き方のイメージを抱いてもらうことが狙いです。

  • 社員紹介

先輩社員の紹介コンテンツです。個別にインタビューをしたり、複数人で対談をしたりと、多様な見せ方ができますが、「なぜこの会社で働いているのか」「どんな仕事をしているのか」「会社の長所と短所」といった情報を掲載し、社員や会社の雰囲気が伝わるコンテンツを意識しましょう。可能であれば、若手からベテランまで、複数の性別、単身者から家族がいる方など、多様な属性の社員を紹介できると、より会社のイメージがつきやすくなるはずです。

  • プロジェクトストーリー

過去のプロジェクトの中で代表的なものを紹介するコンテンツです。関係者のコメントと共にプロジェクトを振り返り、仕事の進め方など様々な過程を知ってもらうことで「会社の人々がどんなことを考えているのか」をリアルに発信することができます。

  • 福利厚生・研修制度紹介

福利厚生や研修制度は多くの学生が興味を示すポイントですので、これらを紹介するコンテンツも重要となります。各種制度を活用している社員の声なども合わせて掲載すると、イメージがつきやすくなるでしょう。

  • SDGsへの取り組み紹介

SDGs(持続可能な開発目標)で定められた17の目標に対して、自社がどのような取り組みを実施しているかを紹介するコンテンツです。必ず採用サイトに含めるべきというわけではありませんが、SDGsへの取り組みは今後の企業の成長を左右するものと見られているため、各項目が自社のビジネスとどう関連しているかの説明は、人材採用の上でも重要なものとなってきています。

  • SNSやブログ

Twitter、Instagramなど、SNSを通じて採用情報を発信していくと、学生に継続的にアピールが可能となりますし、拡散すればより多くの学生に企業を認知してもらえます。また、新卒採用サイトに掲載し切れない情報がある場合、ブログやnoteなどを通じて発信していく手段もあります。採用や働き方に関する考え方を文章にまとめておくと、学生へのアピールだけではなく、ブランディングにもつながっていくでしょう。公式アカウントとは別に採用アカウントを作って情報発信されているケースもあります。

  • 動画コンテンツ

現代の若い世代は、動画で情報を仕入れることが当たり前になっています。そのため、ここまでに紹介したコンテンツを動画で制作するのもいいでしょう。代表メッセージや社員紹介などは社員の人となりが伝わりやすくなりますし、職種紹介やプロジェクトストーリーなどは仕事内容がより印象的になるでしょう。ただし、しっかりとしたクオリティの動画を制作したい場合、ある程度の費用が掛かる可能性がある点は考慮しましょう。

ポイント5:流行のデザインの取り入れ方に注意

新卒採用サイトは真新しさやキャッチーさを出し、多くの学生の目に留まることも大切な要素です。そのため、その時々のトレンドのデザインを積極的に取り入れていくことは、戦術としては有りだと言えます。ただし、どのようなWebサイトであれ、最も重要なのは「何を伝えるか」ですので、あくまでも「学生に伝えたいこと」を優先し、見た目だけを重視しないように注意しましょう。
また、Webサイトを閲覧する際にスマートフォンのみを使う学生も多いので、スマートフォンでのビジュアルや使い勝手を優先した設計も大切です。
なお、新卒採用サイトは毎年リニューアルする企業もあります。もちろんその方が採用活動に力を入れているとアピールできますし、時勢に応じたコンテンツやデザインをつくり、注目を集めやすくもなります。ただし、毎年イチから作り直すとなると、相応の予算や労力が掛かりますので、リニューアルは数年に一度にする方法もあります。ただしその場合、あらかじめ情報の追加や更新、差し替えを行いやすいデザイン・レイアウトにしておいた方がいいでしょう。

ポイント6:客観的な視点を得るためにプロの手を借りる

ここまで見てきたように、新卒採用サイトを制作する上で「やるべきこと」も「やれること」も数多くありますし、新卒採用サイトの内容が会社の将来を左右する可能性もあります。それだけに、コンテンツの制作には時間と労力が必要で、デザイン面やSNS運用などには最新の知識やノウハウが求められます。こうした点を考慮すると、Webのプロの手を借りながら作って行った方が、効率的で、かつ高い効果も望めるでしょう。
アリウープも新卒採用サイトの制作実績を持っています。以下のような事例も紹介していますので、制作会社選びの参考にしてみてください。

新卒採用サイト 実績ご紹介

今回はコベルコシステム株式会社様の実績をご紹介いたします。
改修前は企業としての魅力が伝わりづらかった新卒採用サイトでしたが、どのようにして企業を深く知り細部まで回遊できるサイトになったのか、是非ご覧ください。

学生のニーズや重視するポイントをもとにコンテンツ改修。細部まで魅力が伝わる新卒採用サイトへ(コベルコシステム株式会社)

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