2016年の電力小売りの完全自由化を見据えたサイトリニューアルにあたり、関西電力では、自由化競争に勝ち残っていくためのブランドイメージ強化が大きな課題となっていました。
これまでも企業イメージ向上を目的としたコンテンツは多数制作してきましたが、誘導方法や内容が重複してしまうなどの問題も顕在化しつつありました。新設するコンテンツではこれらの課題を解決するため、Webにおけるコミュニケーションストーリーの中核を成す役割が求められました。
2016年の電力小売りの完全自由化を見据えたサイトリニューアルにあたり、関西電力では、自由化競争に勝ち残っていくためのブランドイメージ強化が大きな課題となっていました。
これまでも企業イメージ向上を目的としたコンテンツは多数制作してきましたが、誘導方法や内容が重複してしまうなどの問題も顕在化しつつありました。新設するコンテンツではこれらの課題を解決するため、Webにおけるコミュニケーションストーリーの中核を成す役割が求められました。
長期間に渡ってリサーチや協議を重ねた結果、新規コンテンツのコアメッセージを「関西電力の個性である、ひたむきさ、誠実さといったパーソナリティ」と設定。企画の初期段階では、このパーソナリティを伝えることのできる出来事やお客さまの声を棚卸していきました。
次のステップでは、これらの事柄を、絵本の魅力である「絵のチカラ」と「物語が持つチカラ」を借りて、具体的な内容を膨らましていきました。目指したのは、読んでみたいという衝動を生み出し、そして共鳴・共感を得ることのできる「心に響くコンテンツ」です。
こうして出来上がった記事をそれぞれバナー化し、ユーザ心理に応じた既存コンテンツから誘導。さらに記事内から最終目的のコンテンツへと誘導するコミュニケーションストーリーを構築しました。
関西電力の個性やパーソナリティにスポットを当てたコンテンツは、一般のユーザーだけでなく、関西電力社内からも予想外の反響が生まれました。普段はWebサイトに関わりのない部署の方からも、「モチベーションが上がった」「勇気づけられた」といった声が寄せられ、社内外に幅広く関西電力の姿勢を訴求することに成功しています。
また、各記事から関連するコンテンツへの誘導も機能し、企業イメージ訴求コンテンツのアクセス数は、前年同月対比で約2倍にまで向上しました。