2013年11月にリニューアルされた関西電力のコーポレートサイト。
リニューアル後の効果測定にあたり、関西電力としてとくにユーザーに訴求したい重点コンテンツを設定し、年間獲得訪問者数をKPIとして目標設定。
その目標達成へ向け、アクセス解析を中心としたコンサルティングを弊社にてサポートしましたが、年間を通して数千万の訪問者からアクセスがあり、多様なステークホルダーが利用するサイトを、どのように診断して改善点を見出していくのかが大きな課題となっていました。
サイト全体の利用傾向や重点コンテンツへの流入傾向、コンテンツ内での回遊性を把握するため、ユーザー導線の分析レポートを作成。アクセスが集中しているページは大きく、多くのユーザーが遷移している導線は太く掲載するなど、単なる数値の羅列ではなく視覚的に分かりやすい表現を取り入れることで、実際のユーザーの動きがイメージしやすいレポートとなりました。
また、ユーザー毎の利用傾向を明確にするため、ユーザーの目的やニーズ毎に導線を分けて分析を実施。特定ページへの検索流入後の流れや、上層ページから下層ページへの誘導効率を視覚化することで、問題箇所をスムーズに特定できました。
四半期に一度のペースで導線分析を実施し、問題箇所を改善するPDCAサイクルを回した結果、重点コンテンツへの訪問者数は1.5倍にまで増加し、年間目標を達成することに成功しました。
視覚的に分かりやすい分析レポートはお客様内部での社内説明資料としても活躍し、「ユーザーの利用状況が分かりやすい」「他のサービスサイトでも同様の分析手法を導入してみたい」といった評価もいただいています。
(画面イメージは重点コンテンツの1つである「電気を安定してお届けするために」)