【初心者さんでもわかりやすい】コーポレートサイトリニューアルを成功させるための進め方とポイント徹底解説

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「そろそろリニューアルすべきだろうか」
そう感じながらも、明確な判断基準を持てずに悩んでいませんか?
色々ページ更新しているが成果につながらない。
デザインが古い気がする。
前のリニューアルから10年たったし、そろそろかな。
こうした状態でリニューアルを進めると、本質的な改善につながらなくなってしまいます。
本来、Webサイトはリード獲得やブランド形成など、事業成長に直結する役割を担う重要な資産です。そのため、リニューアルの可否は見た目などではなく、現状の課題と事業目標に基づいて論理的に判断する必要があります。
本記事では、リニューアルの必要性を”感覚”ではなく見極めるための判断基準のポイントを解説します。
”サイトリニューアルをすべきか?”をどのように判断していけばよいのか、一緒に学んでいきましょう!
Webサイトのリニューアルは、多くの企業にとって「いつかは必要なもの」と捉えられています。しかし実際には、すべてのサイトがリニューアルを必要としているわけではありません。
重要なのは、現状のサイトが事業目標に対して適切に機能しているかどうかです。
たとえば、デザインが古くても問い合わせが安定しているサイトは、必ずしも全面リニューアルが必要とは言えません。一方で、見た目が整っていてもコンバージョンが低い場合は、構造や導線に問題がある可能性があります。
このように、リニューアルの判断は見た目・時期・なんとなく・・・ではなく、「成果に対する寄与度」という観点で行うべきです。課題の所在を特定せずにリニューアルを進めた場合、本質的な改善にはつながらず、投資対効果が低下するリスクが高まります。
Webサイトリニューアルの判断においては、主観的な評価ではなく、客観的なデータとユーザー視点を組み合わせた分析が不可欠です。
企業の意思決定は、主観に左右されてしまうことも少なくありません。
・経営層が古いと感じたから
・営業が使いづらいと言ったから
・制作会社に“そろそろリニューアルした方がよい”と提案されたから
これらは一見正しそうに見えますが、“部分的な事実”でしかありません。
Webサイトは、
・集客
・理解促進
・信頼形成
・問い合わせ誘導
…など、複数の役割を持っています。
感覚的な判断は、根拠が曖昧なまま意思決定が進むため、実際のユーザーニーズや行動とかけ離れた“無意味な施策”になってしまう可能性があります。
長年お付き合いしている制作会社にリニューアルの提案をされた場合も、その根拠を理解し、判断する必要があります。
結果として、見た目は変わっても成果が出ない、あるいは逆効果になるといった失敗を招く原因になるのです。
リニューアルを進めるのがよいか、またどのようなサイトにしたらよいか?を決めるにあたり、以下の3つのポイントがわかりやすい判断基準となります。
✓自社が求める成果に繋がっているか
✓ユーザーにとって情報の質・量は充分か
✓ユーザーにとって使い勝手はどうか
数値データ、ユーザー視点を確認しつつ、“ビジネス目標”と並行して考える必要があります。
これらを組み合わせて分析することで、初めて「どの領域に課題があるのか」「全面リニューアルが必要か、それとも一部改善で対応可能か」を判断することができます。
まずは、サイトリニューアルの流れを見てみましょう。
Webサイトリニューアルは、思いつきで進めるものではなく、一定のプロセスに沿って進行します。一般的には、現状分析から始まり、課題整理、要件定義、設計、制作、公開という流れを辿ります。
この中でも特に重要なのが、初期段階の“分析と要件定義”です。この工程が曖昧なまま進むと、制作段階で方向性がブレて、結果として成果につながらないサイトになります。
リニューアルの成功は、制作工程ではなく、その前段階でほぼ決まると言っても過言ではありません。
サイトリニューアルは大きく「要件定義」「制作・開発」「運用・効果測定」の3つのフェーズに分かれますが、最も重要な基礎固めとなるのが最初の「要件定義フェーズ」です。
よし!サイトリニューアルをするぞ!!とRFP(提案依頼書)を作成するにあたっても、まずは”サイトの現状”を知らないことにはなにもはじまりませんよね。
※RFP作成についてはこちらの記事をご覧ください
→【RFP(提案依頼書)作成・テンプレートサンプル(Word)あり】サイトリニューアルコンペを成功へ導く完全ガイド
<どういうユーザーに> <何をしてもらって> <どういう結果に結びつく>ことが理想?かを知るために ①と②で調査 → それをもとに③と④で戦略・方針検討していきます。
簡単に言えば、調査して→理解・把握して→足りないものを補って→新サイトを公開する という流れです。
上記のとおり、現状の課題や競合を分析し、ターゲットや目標を明確にすることで、プロジェクトの【ブレない論理的な方針(土台)】を作ることができます 。
要件定義を疎かにして「なんとなく」で進めてしまうと、後になって「本当にこれでよかったのか?」という迷いや失敗に直結してしまうのです。
そのほか、社内の納得感や共通認識を生むため、分析データに基づいた客観的な方針は、社内で共通認識を持ったり、上司にリニューアルの必要性を説得したりする際の強力な材料になります。
では先ほどお話しした3つのポイントに沿って見てみましょう。
これらの状況を正確に把握するためには、アクセス数やコンバージョン率といった「定量的」な測定と、自社や他社サイトを比較調査する「定性的」な分析の両輪が必要不可欠です。
これらと並行して、“ビジネス目標”も大切だと書きましたが、本記事では主に定性分析と定量分析にスポットを当てて解説します。
※今回は“ビジネス目標” は別であるものとして進めていきますね。
(ビジネス目標、KPIの考え方については別記事で解説いたします)
課題を抽出するためには、数字とユーザー行動の両面からサイトを分析します。
定量分析とは、「数字で見る、自社サイトの現状」を把握することです。
ページビュー数(閲覧してほしいページが見られているか)、滞在時間(じっくり読まれているか、あるいは迷っていないか)、直帰率(次のページに進んでくれているか)などの数字を読み解き、課題解決のヒントにすることが大事です。
ここで重要なのは、単に数値を見るのではなく、意味を読み取ることです。
代表的な指標としては、アクセス数、直帰率、滞在時間、コンバージョン率などがあります。これらをページ単位、流入経路別に分析することで、どこに問題があるのかが見えてきます。以下は一例です。
たとえば、直帰率は、ユーザーが最初のページだけ見て離脱している割合を示し、「ファーストビューでニーズに応えられているか」「導線が分かりづらくないか」を判断するポイントになります。
滞在時間は、コンテンツがどれだけ読まれているかの目安となり、「内容がユーザーの関心に合っているか」「途中で離脱されていないか」を読み取ることができます。
コンバージョン率は、最終的な成果にどれだけつながっているかを示す指標であり、「導線設計に無理がないか」「必要な情報が不足していないか」といった改善点の発見につながります。
これらの指標は単体で判断するのではなく、ページ単位や流入経路別に組み合わせて見ることで、課題の所在をより正確に把握することができます。
Googleサーチコンソール
Google検索結果におけるWebサイトの掲載順位や表示回数、クリック数を測定・管理・改善できる無料の分析ツール。
→”ユーザーがサイトに訪れる前”の検索データを分析する。
Google アナリティクス
Googleが提供する無料のサイトアクセス解析ツール。
→”ユーザーがサイトに訪れた後”の行動を分析する。
さまざまなツールがありますが、まずは上記のツールを導入、活用してみましょう。
定量分析では、数値だけを切り取って判断しないことが重要です。アクセス数や直帰率といった指標は、ページの役割や流入経路によって適切な評価基準が異なるため、背景とセットで読み解く必要があります。
また、単一の指標ではなく複数のデータを組み合わせて見ることで、表面的ではない本質的な課題を捉えることができます。
定性分析とは、数値で表すことのできない評価(デザインや使い勝手など)を調査することを意味します。
定性分析では、ユーザーの体験や印象をもとにサイトを評価します。これは数値では見えない課題を発見するために不可欠です。
ユーザー目線で「わかりやすいか」「使いやすいか」「信頼できるか」を確認することで、改善すべきポイントが浮き彫りになります。
やりかたは色々ありますが、自社サイトと他社サイトを同じ視点で公平に評価します。
定性分析で見るべき5つのポイント、アリウープのおすすめは以下です。
定性分析では、主観に偏らず、あらかじめ定めた評価軸に沿って客観的に比較することが重要です。見た目の印象だけで判断するのではなく、ユーザー導線や情報設計といった観点から検証する必要があります。
また、定性分析の対象サイトは、必ずしも同業他社のWebサイトでなくてはならない、ということはありません。
導線設計やUI、コンテンツの見せ方など、自社が改善したい要素に優れているサイトを選定することで、より実践的な示唆を得ることができます。目的に応じて比較対象を柔軟に設定することが、定性分析の質を高めるポイントですし、自社サイトへの評価は甘くなったり、逆に厳しすぎたりと公平性を欠きやすいため、客観的に分析してくれる第三者に依頼するのも有効な選択肢です。
お困りの際はわたしたちにご相談くださいね。
今回の記事ではリニューアル判断のポイントとして、主に定性分析と定量分析について解説しましたが、切っても切れない関係、“ユーザー定義と可視化”についても少し触れておきます。
定量分析や定性分析の精度を高めるためには、「誰の行動を見ているのか」を明確にすることが欠かせません。
ユーザー像を定義せずにデータだけを見ても、表面的な傾向しか捉えられず、本質的な課題にはたどり着きにくくなります。ユーザーの目的や課題、検索に至る背景を踏まえて行動を可視化することで、「なぜこのページで離脱したのか」「なぜ成果につながらないのか」といった理由が見えてきます。
また、コンテンツを考える上で、「自社の顧客をどれだけ理解しているか」が問われます。
企業サイトのユーザーは多種多様ですが、まずはメインとなるユーザー像(ペルソナ)を整理し、定義しましょう。
リニューアルの判断基準として重要なのは、「誰に向けたサイトなのか」を明確にし、そのユーザーが何を求めて訪れるのかを具体的に捉えることです。
①既存のアクセスデータや問い合わせ内容をもとに、「どのような課題や目的を持った人が訪れているのか」を整理することから始めます。
年齢や職種だけでなく、検索に至った背景や検討段階まで踏まえて、具体的なユーザー像を描くことが重要です。
BtoB企業であれば、「勤務している企業」「部署・役職」「役割」「検討状況」「検討に必要な情報」「情報収集後の行動(自分で比較するか、上司に相談するか)」といった項目を書き出し、ユーザーがサイト来訪後にどのような行動をとるのかを想像し、見える化していきいます。
基本的な年齢や職種といった表面的な属性だけでなく、検索に至る背景や課題、意思決定の状況まで踏まえてユーザー像を描くことで、必要な情報や導線が見えてきます。
②次に、そのユーザーがどのような経路で流入し、どのページを閲覧し、お問い合わせや資料請求、購買に至るのかを時系列で追うことで、行動を可視化します。ページ遷移や導線ごとに見ることで、つまずきやすいポイントや情報不足の箇所が明確になります。
このように、ユーザー像と実際の行動データを結びつけて整理することで、改善すべきポイントが具体化し、より効果的なリニューアルにつなげることができます。
ユーザー像を定義できたら、次はサイトマップを見ながら、それらのユーザーにとって、自社のページには”必要な情報があるか?”改めて確認してみましょう。
※サイトマップについては以下の記事もご覧ください
→ただの目次じゃない!サイトマップの重要性と作り方
定性分析と定量分析、そして、ユーザー像、ユーザー行動(ユーザーニーズ)が明確になることで、コンテンツや設計の判断に一貫性が生まれ、成果につながるリニューアルへとつながります。
Webサイトリニューアルする?しない?
判断のポイントは、“なんとなく・・・”という感覚ではなく、ユーザーニーズを理解し、定量・定性の両面から現状を分析し、論理的に判断することが不可欠です。
✓客観的なデータによる課題発見:「定量分析(数字)」と「定性分析(ユーザー視点)」の両輪で、自社サイトの真の弱点を見つけ出す 。
✓ユーザー像の徹底的な可視化:ターゲットとなる顧客の解像度を上げ、行動プロセスを見える化する 。
まずは、自社サイトの現状を正しく把握し、課題を明確にすることから始めてください。
これらの客観的なデータや分析結果は、社内で共通認識を持ったり、上司へリニューアルの必要性を説明したりする際の強力な材料となるでしょう。
また、限られた予算や、現状の課題に応じて、最適な打ち手を選ぶことが重要です。
そのうえで、リニューアルが本当に必要なのか、それとも部分的な改善で十分なのかを見極めることが、成功への第一歩となります。
…とはいえ、これらを自社だけで整理し、適切に判断するのは簡単ではありません。客観的な視点で現状を分析し、最適な方法を導き出すためにも、専門的な知見を持つプロに相談することもおすすめです。
「どこに課題があるのか知りたい」
「リニューアルすべきかプロと会話して壁打ちしたい!」
といった段階でも問題ありません。
アリウープにお気軽にご相談くださいね。