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【用語解説】LPOとは

LPOとは、「Landing Page Optimization」の略。
Webサイトのなかで最初に訪れるページ(ランディングページ)を適切に設計&構築しておくことで、ユーザーニーズとのミスマッチを防ぎ、サイトの目的達成(コンバージョン)の割合を高めていく取り組みのことを意味します。

ちなみに、「Optimization」は「オプティマイゼーション」と読みます。
ランディングページについては、こちらの用語解説も参照ください。

解説

LPO対策の重要性

サイトに訪れたユーザーは、最初に閲覧したページの善し悪しを瞬時に判断し、2ページ目以降を閲覧するか1ページ目だけを見て去っていくかを決定します。具体的にユーザーがストレスを感じるランディングページは、

・自分の探している情報が見当たらない
・サイトの使い勝手が悪い、どこをクリックしたら良いか分からない
・読み込みに時間がかかってページが表示されない
・デザインやクリエイティブの印象が良くない、好みに合わない

など、その要因は様々です。
直帰率の用語解説でも触れていますが、こうした理由で1ページ目だけ見て去っていってしまうユーザーは平均で約40%程度。あくまで平均値からの推論ですが、LPO対策を意識していないページはこれ以上の直帰率になっているケースも多く、せっかくサイトに訪れてもらったユーザーの半分以上を直帰させてしまっているページも数多くあります。

こういった機会損失を最小限に防ぎ、出来るだけ多くのユーザーに2ページ目以降を閲覧&巡回してもらうための手法がLPO対策となります。

LPO対策のポイント

具体的な対策法は、Webサイトの特性やランディングページの役割によっても様々ですが、LPOのキホンとも言える大前提の考え方は以下の通りです。

ポイント1:ターゲットユーザーを絞り込む
対象のページが、「誰に向けて情報発信しているのか」を明確にするのがLPOの第一歩です。Webサイト全体の戦略にも共通しますが、ターゲットが定まっていないと話が始まらないと言っても過言ではないです。

ポイント2:ページへの流入経路を設定
対象のページへの流入経路を想定します。リスティング広告の受けページなのか、他サイトからのリンクを辿ってくるのか、モバイルサイトだとQRコード経由なのか等、ある程度のアタリを付けます。
すでに存在するページに対するLPO対策なら、アクセス解析などで定量データを確認しておくことも大切です。

ポイント3:掲載情報の整理&優先順位付け
ターゲットと流入経路が設定できていれば、ある程度の仮説が構築できるので、どういった情報をどのような順番で掲載すべきなのかを設計します。

ポイント4:UI設計とクリエイティブ
ポイント3をふまえ、実際のWebページとしての設計やクリエイティブを適用していきます。視認しやすくクリックしやすいボタン、伝えたい内容がキチンと伝わる見せ方など、「ユーザーが理解しやすくストレスを感じさせない」ことを第一にページを制作します。

とくに3と4に関しては、正解が一つでは無いので、成果が出るページにするためには何度もトライアンドエラーが必要な場合もあります。その精度を高めるために、異なるクリエイティブやレイアウトのパターンをアクセス毎に出し分けるといった「A/Bテスト」と呼ばれる手法なども一般的になってきています。

関連語

ランディングページ

SEO

直帰率