Blogブログ

ブログ
一覧へ戻る

【用語解説】SEMとは

SEMとは、「Search Engine Marketing」の略で、GoogleやYahoo!といった検索サイトの検索結果ページからの流入数を増やす取り組み全般のことを意味します。日本語ではそのまま「検索エンジンマーケティング」と訳されることが多いですが、「SEM」の方が使われる割合は多いです。

解説

SEMとSEOの違い

表記や概念が似通っているので混同されることが多いですが、SEMとSEOはそれぞれ意味が異なります。
SEOは、内部施策や外部施策によって自サイトを検索サイトに高く評価させ、検索結果ページの上位に表示してもらうための施策。SEMは、そういったSEO対策にプラスして検索連動型広告(リスティング広告)を中心とした広告掲載も組み合わせ、より幅広い手段で検索サイトからの流入件数を高める施策となります。
なので、SEMはSEOを包含しており、二つの用語を並列で語ることは基本的にありません。

SEOと検索連動型広告の使い分け

では、SEMを検討する際に、SEO対策と検索サイト広告をどのように使い分ければ良いのでしょうか。

分かりやすい考え方として、両者の決定的な違いは即効性にあると言えます。

SEOは、対策を講じた後に対象ページが検索サイトのクローラーに巡回&収集されないと、検索結果ページには反映されません。検索サイトのクローラーは、一般的に2〜4週間の周期で巡回しているため、効果が現れるまでにはどうしても一定の期間が必要となってしまいます。
また、SEOは一度対策を講じたら終わりという取り組みではなく、継続的なチューニングやコンテンツ追加、リンク獲得によって、長期的にサイトの評価を高めていくことが求められます。

その一方で検索サイト広告は、お金を支払って入稿手続きさえ完了させれば、すぐに検索結果ページに自サイトの広告が掲載されます。さらに、その露出量は基本的には支払った金額に比例します。すばやく大量に検索サイトからのトラフィックを獲得したい際は、即効性と確実性の両方で検索サイト広告が秀でています。

よく行われる対策としては、サイト立ち上げ直後でSEO評価が低い段階は、広告出稿で素早く確実にトラフィックを獲得。それと平行して地道にコツコツSEO対策を行い、将来的には広告出稿に頼らなくても安定してアクセスを稼げるサイトへと成長させていく、といったパターンです。

別のケースだと、SEO一本ではどうしてもキーワードが限定されたり偏りが出てしまうので、それを補うために検索サイト広告を活用するようなパターンです。どのようなケースにしても、両者の特性をしっかり理解し、短期・中期・長期で検索サイトから安定したトラフィックを稼ぐことがSEMの基本と言えるでしょう。

関連語

SEO

LPO

検索連動型広告