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【用語解説】直帰率とは

直帰率とは、そのサイトに訪れたユーザーが、最初の1ページだけを見て閲覧を止めてしまった割合のこと。すべての訪問数を直帰した訪問数で割って算出します。

直帰率は、そのサイトの入口ページがユーザーのニーズにマッチしているか、ユーザーの欲しい情報を最初のページでキチンと訴求できているかを測定する重要な指標となります。

解説

直帰が発生する理由

直帰率の算出方法は上述の通りですが、ではなぜ直帰が発生するのか、その理由を3つほど挙げたいと思います。

直帰の発生理由1:目的の情報が見当たらない
これが最も多いケースです。検索サイトでの検索結果や、特定サイトから貼られたリンクを辿ってページに訪れたものの、自分の探している情報が見つからない(もしくは情報が掲載されていてもデザインやユーザビリティ上の不備で見つけられない)ため、ユーザーが情報収集を諦めて去っていってしまうパターン。

直帰の発生理由2:ページの表示速度が遅い
ページが完全に表示するまで非常に時間がかかってしまい、ユーザーがそれに耐えられず去っていってしまうパターンです。
ページの構造上の不備(HTMLの記述ミスやスクリプトによる負荷増大)や、回線混雑によるトラフィック低下など、ページの読み込み速度が低下する原因は様々ですが、ページの読み込みに2秒以上かかると47%以上のユーザーが遅いと感じるといった調査結果も出ているほどで、それだけ表示速度が直帰率に与える影響は大きいと言えます。

直帰の発生理由3:他のページに遷移するナビゲーションやリンクが無い
とくに検索サイトの結果ページからの訪問に多いケースです。
ポップアップウインドウで表示させて必要な情報だけを見せ、あとは閉じるボタンで元の画面に戻ってもらうような設計になっている場合、そのページに検索サイトからダイレクトにアクセスされてしまうと、ユーザーは閉じるボタンをクリックすることしかできず、そのサイトの他のページに行く術が一切ない状態になってしまいます。
各ページへの画面遷移を一方通行で設計するのではなく、どんなページからも主要ページに移動できるように導線を用意しておく必要があります。

直帰率の平均値

サイトの直帰率の目安としては、以下のような記事が参考になります。(少し古い記事です。。)

直帰率の平均は40.6%

直帰率47.5% 入口は20ページが8割。アクセス解析とサイト改善の「WEB改善ソリューションフェア」レポート

おおよその目安としては40%台が平均とのことですが、紹介した記事でも言及している通り、平均値だけを見て一喜一憂するのはキケンです。

仮にサイト全体での平均値が40%を下回っていたとしても、主要な入口ページ(トップページだけとは限らず検索サイトからの流入が多いページも該当)の直帰率が80%も90%もあると大問題です。リスティング広告の受け皿として設置するランディングページは、直帰率が95%あったとしても残り5%をコンバージョンさせることができれば大成功と言えます。

また、ブログやニュースサイトなどは、RSSリーダーから記事ページへダイレクトに訪問し、その記事だけを見て帰るユーザーも多いため、サイト全体の直帰率は80%〜90%程度になるケースも多いです。

これらの事例からも分かる通り、サイトの内容や目的によって目安となる直帰率には違いがある点をよく理解しておく必要があります。

関連語

離脱率

訪問別ページビュー数

平均サイト滞在時間