Blogブログ

ブログ
一覧へ戻る

【用語解説】ランディングページとは

ランディングページ(landing page)とは、Webサイトに訪問した際に、最初に表示されたページのこと。Landing(上陸する、着地する)という意味を当てはめて着地ページと呼ばれたり、英文字の頭文字を取ってLPと略されることもあります。

解説

検索サイトからの流入におけるランディングページの重要性

Webサイトへの流入経路において、Yahoo!に代表されるディレクトリ型検索サイトからのリンクが主流だったころは、リンクされているサイトのランディングページはトップページであることがほとんどでした。この頃はまだ「ランディングページ」という言葉や概念は注目されていませんでしたが、その重要性が一気にクローズアップされ出したのはGoogleに代表されるロボット型検索サイトが台頭してきてからです。

ロボット型検索サイトは、文字通りロボット(クローラー)が機械的にサイトのリンクを辿って検索対象となるページを収集するため、トップページ以外のページも半ば自動的に検索結果に表示されるようになりました。その結果、理論上はサイト上のすべてのページが入口ページになる可能性が出てきたため、サイト運営者が予期していなかったページからユーザーが閲覧を開始することになったり、逆に意図的にトップページ以外のページから閲覧を開始させるなど、ユーザーが最初に訪問するページをマネジメントする必要性・重要性が高まりました。

アクセス解析におけるランディングページ

こういった経緯もあって、Webサイトの効果測定を行う際に、「ランディングページがいかに機能しているか」という視点が非常に重要になってきています。Googleアナリティクスをはじめとする各種アクセス解析ツールにもランディングページを分析できる機能が実装されており、ページ単位での訪問(入口ページとして閲覧を開始した)件数や新規訪問の割合、直帰率などが確認できます。

ランディングページのアクセス解析でとくに重要なのが直帰率で、この数値が高いと、ユーザーのニーズとランディングページでの発信情報にミスマッチが生じていると言えます。具体的には、検索キーワードとランディングページの内容の不一致、他のページに移動してもらうためのナビゲーションが分かりづらい・使いづらい、ページの表示速度が遅いためユーザーがストレスを感じて離脱してしまう、など様々です。

LPO対策

Webマーケティングの分野では、このような入口ページの分析や最適化対策を総称し、ランディングページ最適化(Landing Page Optimization=LPO)といった考え方が確立しています。

関連語

LPO

離脱ページ

直帰率

そのサイトに訪れたユーザーが、最初の1ページだけを見て閲覧を止めてしまった割合のこと。