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Googleアナリティクス(GA4)でアクセスを除外する方法(モバイル端末・スマホ編)
- 2024.12.23
- knowledge

Googleアナリティクスで、自分や社内からのアクセスを収集させない方法の解説です。
今回は、モバイル端末・スマホからのアクセス除外に最適な手法を紹介します。
一度ブラウザで特定のページを読み込むと、以降のそのブラウザからのアクセスは除外されるという設定です。
Googleタグマネージャーの設定
Googleタグマネージャーにて、下記のファーストパーティcookieの変数を作成します

次に、現在使用しているGA4タグの設定フィールドに「traffic_type」をつくり公開します。

GA4でフィルタを有効にする
IPアドレスの除外等ですでに有効にしている場合は以下の手順は不要です。

GA4の設定画面より、「データフィルタ」をクリックし、「Internal Traffic」を選択します。

デフォルトでは「テスト」となっているため、「有効」に変更して保存します。
除外させるためのHTMLファイルを用意
<html>
<head>
<title>Googleアナリティクス アクセス除外</title>
<meta name="robots" content="noindex,nofollow">
<script>
function setCookie(name, value, days) {
const date = new Date();
date.setTime(date.getTime() + (days * 24 * 60 * 60 * 1000));
const expires = "expires=" + date.toUTCString();
document.cookie = name + "=" + value + ";" + expires + ";path=/";
}
// Cookieを2年間(730日)保持する
setCookie("ga4_internal", "internal", 730);
</script>
</head>
<body>
<p>Googleアナリティクスの解析対象から除外されました。</p>
</body>
</html>
このページをサーバーにアップロードして、そのURLを関係者のみに周知。
そのページを一度ブラウザで表示させると、それ以降のアクセスはGoogleアナリティクスの収集対象から除外されます。
上記を使用したアクセス除外のメリットとデメリット
ちょっと手順が複雑だったかと思いますが、今回解説した方法でのアクセス除外のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
・変動IPでインターネット接続する環境からもアクセス除外が可能
・モバイル端末からのアクセスも除外可能
デメリット
・ブラウザ単位で記録されるので、複数のブラウザにはその都度対応が必要
メリットに記載している通り、モバイル端末に代表される変動IPアドレスからのアクセスを除外する際に効果的な手法だと思います。それ以外、とくに固定IPアドレスの環境からのアクセスは、こちらの手法が確実性が高いのでオススメです。