1964年の創業以来、光の技術を駆使した製品を一貫して開発し、「エレクトロニクス」「映像」「メディカル・ライフサイエンス」を中心に、数多くの世界シェアNo.1製品を生み出しているウシオ電機様。
「検査用製品特設サイト」、「微細加工サービスサイト」
に続き「技術情報・技報」コンテンツのリニューアルに関するご相談をいただきました。
「技術情報・技報」とは企業が技術者向けに最新技術等の学術論文を掲載してPRするためのコンテンツで、ウシオ電機様では「ライトエッジ」という名称で発信しています。
「ライトエッジ」はウシオ電機様のWebサイトにおける集客のメインコンテンツの一つであり、以下の課題を解決する必要がありました。
1:冊子の完全Web化と情報の検索性向上
「ライトエッジ」を冊子とWeb掲載、両方行っていましたが、近年は冊子の需要が減少し、Webからの流入が増加していたため、今回のリニューアルで完全Web化を行うことになりました。また、今後もコンテンツ量が増加していくため、トップページやバックナンバーの検索性向上が必須でした。
2:学術論文の登録作業負荷
学術論文はフォーマットがそれぞれ異なるため、Webで公開するにあたりフォーマットの統一や図版の画像作成、PDF作成などが必要でした。
これらの作業が年間50本以上あるため、登録の負荷が深刻な課題となっていました。
情報整理・設計を行い下記の方針を導きました。
・メディアとしてのデザインと検索性の向上
リニューアル前のトップページは紙媒体主体のページとなっており、冊子の最新号とバックナンバーが掲載された状態でした。完全Web化にあたり、「ライトエッジ」という一つのメディアとして見えるようビジュアルを変更し、視認性を高めつつ情報整理をすすめました。
検索に関しては、技術や分野、製品と論文発表年を掛け合わせて絞り込むことが不可能であったため、複合条件での絞り込みを可能にするなど、情報の格納性を意識し、今後さらに情報が増えても埋もれないように設計しました。
・フォーマットの統一、論文登録作業の一括管理と登録
論文ページのフォーマットの統一や図版の画像加工、PDF作成などすべて弊社にて管理・登録を行うことで作業負荷を軽減することになりました。
また、「ライトエッジ」の学術論文ページへは、検索結果から直接の流入が多いため、PDFの場合はサイトへ戻ることが可能なリンクの設置をご提案、採用いただきました。
今回リニューアルと共に新たな論文を追加掲載し、論文掲載数は490を超え、「ライトエッジ」への流入数は前年対比で約2倍になりました。
ご担当者様からは「本来こちらでやり取りしていた外部ベンダーとも、専門的な部分を含め直接やり取りをしていただき、スムーズに進行してもらえた。」「CMSへの登録の際、細かな点まで色々と配慮いただき、業務負荷を軽減することができた。」とのお声をいただいています。
本件で3サイト目の担当となりますが、課題をもとに1つ1つ双方共通認識を持ちながら丁寧に進行する姿勢や幅広い提案力を評価をいただいていることが、継続的な受注につながっています。