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Googleアナリティクスでソーシャルメディアからの流入を計測する方法

Webサイトへの流入経路として、今や無視できない存在となったソーシャルメディア。
今回はGoogleアナリティクスでソーシャルメディアからの流入を詳細に計測する方法をご紹介します。

ソーシャルメディアからのアクセスは計測が難しい?

アクセス解析ツールでの流入元の計測は、ブラウザから引き渡されるリファラー(参照元)の情報(URL)を参照しています。

要は、サイトに訪れる前に見ていたページのURLが分かれば、どのサイトのどんなページから流入してきたのかが分かる、というシンプルな話なのですが、ソーシャルメディアの場合はそれを困難にする要因が2つほどあります。

問題点1:参照元のURLが部分的にしか取得できない

FacebookやTwitterは、投稿やツイートの固有URL(パーマリンク)が参照元情報として飛び先ページに引き渡されないので、「◯月◯日のこの投稿に記載したリンクからのアクセスが多い」といった詳細な分析がしづらくなってしまいます。

下の画像がfacebook.comからの参照URL一覧となりますが、ほとんどのリンクが「/l.php」からの遷移と記録されるので、投稿内容との紐付けができません。

問題点2:短縮URLサービスを利用すると、情報そのものが正しくログに残らない

とくにTwitterで多用されることが多い短縮URLサービスですが、なぜかノーリファラー(参照元無し)とカウントされることが多く、正確な数値が計測できません

下の画像は、Twitterの公式URL短縮サービスのt.coから自社サイトへアクセスのあった参照URL一覧となりますが、本来はもっとアクセスが多いはずなのに50件程度しかカウントされていません。

Googleアナリティクスで何の設定もせずに参照元を集計すると、これらがネックになって正確で詳細な数値が把握できない状態に陥ってしまいます。

リンクURLにパラメータを付与して、参照元情報を補完

これらの問題点を解決するために、リンクURLをカスタマイズする方法をご紹介します。

ソーシャルメディアに貼り付けるリンクが「http://www.aaa.co.jp/hoge.html」だとすると、その後ろに以下のような文字列を付け足します。

http://www.aaa.co.jp/hoge.html?utm_source=[参照元]&utm_medium=[メディア]

例えば、今日3月23日にFacebookにこのリンクを投稿するなら、

http://www.aaa.co.jp/hoge.html?utm_source=facebook.com_120322&utm_medium=social

上記のような記述にして、(URL短縮サービスを利用する場合はこのURLを短縮させて)記事を投稿。
そうすると、このリンクをクリックしたユーザーのアクセスには

参照元:
facebook.com_120322(facebookで3月22日に投稿された記事のリンク)

メディア:
social(ソーシャルメディアからのアクセスとしてトラフィックサマリに表示される)

これらの情報が付与されることになります。
この内容を、Googleアナリティクスの[トラフィック]>[参照元]>[すべてのトラフィック]で確認すると、

こんな感じで、参照元/メディアの内容が指定した通りの情報で記録されます。

詳細な情報が記録されれば、あとは集計の方法によって様々な解析が可能に。
例えば、

参照元の日付(YYMMDD)でアクセスを抽出
→指定した日付でソーシャルメディアから流入のあったアクセス総数を把握

メディアの「social」でアクセスを抽出
→他のトラフィック(ノーリファラーや自然検索など)と比較してソーシャルメディアからの流入がどれくらいの割合なのかを把握

などなど、いろいろな切り口で分析できるようになります。

アリウープの事例

ちなみに、弊社の場合は以下のようなルールでリンクURLを記述しています。

http://www.aaa.co.jp/hoge.html?utm_source=[facebookやtwitterといったサイト名]&utm_medium=[kounoやkumagaiといった個人名]

メディアのところに個人名を埋め込むことで、「河野がソーシャルメディア上で記事を投稿すると、どの程度のアクセスが獲得できるか」とか、「河野がfacebookで自社サイトを紹介するのと、熊谷がtwitterで自社サイトを紹介するのは、どちらがコンバージョン率が高いか」といった解析ができるようにしています。

Googleアナリティクスでソーシャルメディア解析がスタート

今回はリンクURLのカスタマイズ方法を解説しましたが、つい先日にGoogleアナリティクスから以下のようなリリースが出ています。

Googleアナリティクスでソーシャルメディアの価値をつかむ

スライドで分かりやすい解説はこちら。

【スライド】GoogleAnalyticsがソーシャル機能強化”SocialROI”を簡単に計測

やはりGoogleもソーシャルメディアからのアクセス解析を重要視していて、専用の解析機能が実装されるとのこと。

今後数週間以内に利用できるようになるらしいので、そちらも併用すればより精度の高いアクセス解析が実現できそうな気がします。