日仏商事様は、主にフランスから製パン・製菓の原材料や機械、ワインやワインセラーを輸入し国内に販売をする輸入商社です。また、お客様へ提案するレシピの開発やプロ向け講習会の開催なども行っており、1969年の設立以来、フランスと日本の架け橋として、本物の味を伝え続けています。
有名なブーランジュリー、パティスリーへの販売実績が多く、業界では知らない人がいないほど知名度のある企業ですが、その企業ブランドを活かしきれていないという課題がありました。
また、フランス雑貨やチョコレートを取り扱うアンテナショップをオープンされるなど、新規事業も積極的に展開されている中、新規ユーザーとのタッチポイントになりうるWebサイトのさらなる活用を考え、企業ブランドの認知を広げられるツールにしたいとリニューアルを希望されていました。
”企業ブランド認知度の向上”ということを4つのステップに分解して、どのような手順で検討・PRしていくかを整理していきました。
<4つのステップ>
1.存在(ブランドがあるか)
2.認知(認知される仕組みはあるか)
3.共感(共感・愛着がもたれているか)
4.行動(購買につながるか)
まずは、そもそもどういったブランド(強み)が存在しているかを正確に捉える必要があったため、ワープショップの開催をご提案。
様々な職種、役職、年齢層のスタッフにご協力いただき、現場スタッフが日頃から感じている印象、競合との優位性、課題点などを整理することにより、Webプロモーションのみならず、企業運営においても気づきの多い取り組みとなりました。
さらに、ブログでの発信強化やアプリとの連携による「2.認知」、企業の熱意や使命を伝えるコンテンツによる「3.共感」、信頼感を高めるコンテンツや導線設計による「4.行動」など、日仏商事の想いや事業・実績などをしっかり理解した上で、外部に向けて効果的に伝えていくサイトを目指しました。
リニューアル直後のアクセス状況は、セッション数が1.2倍、ユーザー数は1.1倍となっており、検索エンジンの評価が進むとさらに伸びると予測されます。
新コンテンツ「私たちの事業や取り組み」では、事前に行ったワークショップでの意見を多く採用。真摯な企業姿勢が伝わるページとなり、サイト全体のブランド価値の向上にも寄与しました。
また拡張性があり、更新しやすいWebサイトが構築できたと評価をいただいています。
特にCMSについては管理項目や機能、現場の運用を何度もすり合わせしたことで、お客さまにフィットしたシステムになりました。
リニューアル後も毎月定例会を開催し、ブランドの成長に伴う施策や更新など、サポートを続けていきます。