「クリエイターの苦労も理解し、配慮してくれるので仕事がしやすいです」 creative work SPIRITEK

高橋(邦):デザイン制作プロダクションとしてやってきました。現在会社は11期目になります。仕事の7,8割はWebで、最近は企画提案を含めた上流フローから入って制作まで、というワンストップのサービスを求められることが多くなっています。
高橋(邦) :代表の河野さんとはじめて会ったのは、まだアリウープ創業前ですね。飲み会ではじめて会って、その後河野さんが起業を決めた時に「(起業した先輩として)気持ちの持ちようなどアドバイスを聞かせてほしい」と。
私達に比べ河野さんは、準備が素晴らしかったし、「何を聞くことがあるの?」という感じでしたけどね。「もう全部わかってるじゃないですか!」と(笑)
高橋(邦) :仕事ありきでという感じではなかったです。僕は単純に河野さんが好きで、一緒に酒を飲んでるのが楽しい。偶然業種が一緒だから、この人の会社となら一緒に仕事したいと思い少しづつ協業実績を増やしていった感じです。
大城:高橋(賢司)さん、前岡さんとはここ数年、いくつか案件を一緒にさせてもらっています。お2人がエンドクライアントとの打ち合わせなどフロント業務を行って、うちでクリエイティブ部分全般を担当させてもらっていますね。
高橋(賢):僕は高橋(邦)さん、大城さんと仕事をするのが楽しくて。飲みも楽しいですけど(笑)
大城:すごく信頼してくれていると感じます。高橋(賢)さんがヒアリングしてきた内容に対して、素直に受け取って「じゃあこうでしょ」と出すとだいたいハマるというか。こちらの意図も汲み取って(クライアントへ)伝えてくれるので、ほぼ戻しが来ないというのが楽ですよね。
高橋(邦):大きな外しがない、無駄がないんですよね。やはりコミュニケーションがしっかりとれてるのが一番ということと、あと大城が言ったように基本的に信じてくれている。こちらの制作意図をしっかり伝えてもらっているから、フィードバックが明快なんですよ。
高橋(邦):おそらく客先との調整では摩擦もあったと思うんですよ。だけど特にプロデューサーの前岡さんが大分潰してきてくれてるんですね。すごく彼の内側で我慢して整理して吐き出してくれていると思いました。
提案がはまらず(クライアントに)辛辣な言い方をされた時もあったのかもしれませんが、こちら側へ同じく辛辣な返し方はしてこない。それはすごく感じました。感謝です。高橋さんにもそういうところの気遣いを感じます。
高橋(賢):アンカバーさんは1言えば10を解ってくれるし、スクラム組んでくれるので、僕はものすごく助けてもらっています。つい最近お願いした案件でも、資料を見て「こういう事だからこういうデザインでこういう方向性でいこう」みたいな。バンバンご提案いただけるので僕も楽しい。電話のやりとりなんかもすごく楽しんでます。
高橋(邦):うちの仕事は鈍臭くてもとにかく体を動かす。どっちかっていうと体育会系。体力的・肉体的な負担はもちろんシンドイですが、大きなチームで一つのものを制作するにあたっては、精神負担の方が仕事の上で辛くて、そこを受けるのはデザイナーじゃなくてディレクターであったりプロデューサーですし、そこを柔和して担ってもらってるのは、ありがたいです、やっぱり。
高橋(邦):以前は私もスタッフも若かったし会社と言っても有志の集まりみたいな面が強かったのですが、今は昨年開設した中国(大連)オフィスのスタッフまで含めると20人位のスタッフが、その家族まで含めたら60名ぐらいがこの組織に関与していることになる。組織が大きくなることで、法務や税務など複雑なことにも向き合わなくちゃいけなくなったし、制作要件(仕事内容)も大きく変わってきたし、これは本腰入れて立ち向かっていかなきゃいけない、未来の展望ももちろん大事ですが改めて会社のあり方と働き方を模索してる最中ですね。
高橋(邦):アリウープさんとは、同業種でありながら担当範囲が少し違うのでやりやすいんですよね。御社に上流工程で揉んできてもらったものを、うちが具現化したりアイデアをつける。そして上手く成果物が出来た時は嬉しいし、至らない部分のある成果物となった場合でもしっかり痛みを分け合え、次に生かせるような。仕事だけじゃ生まれない人間性も含めた関係性というか、そういう部分は今後も大事にしていきたいです。
まあそんな「人間臭さ」ばっかりじゃ仕事なんか出来ないんだけど、基本的にはどんなお客様ともそうありたい。仕事ベースじゃないんですよ。おまけなんです、仕事っていうのは。(笑)
質の高いアウトプットでいつも期待に応えてくれるアンカバーのお2人。貴重なお言葉をありがとうございました!
インタビュー実施日:2015年7月9日
株式会社アンカバー
http://uncover.jp/