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わかったふりをしていませんか?はじめてのSNS、どれを活用すべき?

今や多くの企業がマーケティングにSNSを活用しています。SNSは基本的に無料で使用でき、情報の拡散性の高さやユーザーとダイレクトにつながることができるため、マーケティングのためにはとても有効なツールと言えるでしょう。

SNSには幾つかの種類があります。これからSNSマーケティングを始めたいと考えている企業は、自分たちはどのSNSを使うべきなのか悩むこともあるのではないでしょうか?そこで今回は、Twitter、Facebook、Instagramという主要なSNSの特徴などを解説しつつ、はじめてのSNSマーケティングでオススメのツールを紹介していきます。

SNSを始める際には事前の準備と設計が肝心

まず前提として、SNSを始める際には事前の準備と設計が肝心となります。無料だから、流行っているからという理由だけでスタートしてしまうと、効果を出すことは難しいでしょう。

事前の設計とは、「SNSを使ってどのようなユーザーにアプローチをしたいのか」「そのユーザーはどのような情報を求めていると考えられるのか」「そのニーズに対して自社はどのような情報を発信していけるのか」といった事柄を検討することです。

SNSユーザーは企業の情報を取得するためではなく、自分の趣味の情報を取得するためや、友人・知人とつながりを持つためにSNSを用いています。どのSNSを使うにしても、ユーザーの目的を理解した上でアプローチ方法を考えていかないと、SNSマーケティングは失敗してしまうでしょう。

また、SNSは一歩間違えると炎上につながるリスクもあります。そうした危険性に対してどれだけの準備ができるかも、事前に検討しておくべきと言えます。

Twitterの特徴はリアルタイム性と拡散性の高さ

基本的に時系列でタイムラインが流れるTwitterはリアルタイム性と拡散性が高いのが特徴です。昨今ではTwitter発で様々なトレンドが生まれたり、商品の人気が高まるといったことも珍しくはありません。

Twitterは、自分に興味がある事柄の最新情報を入手するために使用しているユーザーが多い傾向があります。また、実名で登録しなくても構わないため、リアルの友人・知人だけではなく、SNS上だけの友人・知人とつながっている人も多い傾向にあります。

またTwitterの最大の特徴は140文字以内で情報を伝えなくてはならないということ。そのため、企業側としては少ない文字数で如何にユーザーの興味を惹くことができるかが成功の鍵と言えるでしょう。

<Twitterの利用動向>
・国内月間アクティブユーザー数:4500万人(2017年10月時点)
・年齢別ユーザー層:20代=57.0%、30代=43.5%、40代=30.0%、50代=25.5%、60代=20.0%
・世界全体のユーザー数:3億2,800万人(2017年4月時点)
※データ参照元はこちら

20億以上のユーザー数を誇る世界的なSNS・Facebook

Facebookは実名登録制のため、リアルでの友人・知人と繋がっているユーザーが中心のSNSです。Twitterほどではありませんが、投稿をシェアすることで情報は拡散されていきます。またFacebookもTwitter同様、情報収集ツールとして使われる傾向があります。

Facebookはエッジランクという特有のアルゴリズムで制御されています。そのため基本的には時系列ではなく、そのユーザーが興味のありそうな投稿が優先的に表示される仕様になっています。エッジランクを向上させて自社の投稿がユーザーに表示されやすくするためには、いいねやシェアをしてもらったりすることが重要となります。

日本においてはTwitterの後塵を拝していますが、世界的に見ると利用者数はFacebookの方がはるかに多いことも覚えておくべきことと言えるでしょう。

<Facebookの利用動向>
・国内月間アクティブユーザー数:2800万人(2017年9月時点)
・年齢別ユーザー層:20代=41.5%、30代=43.5%、40代=39.0%、50代=32.5%、60代=28.0%
・世界全体のユーザー数:20億人(2017年6月時点)
※データ参照元はこちら

若い女性に大人気のInstagram

Instagramは、特に10〜20代の若い女性に人気の写真を投稿するためのSNSです。そのため、何かを発信したいユーザーに利用される傾向にあります。TwitterやFacebookほどの拡散性はありませんが、ハッシュタグを用いることで他のユーザーとつながることもできます。

Instagramで人気が出るようなお洒落なスポットや食事などを表す「インスタ映え」という言葉が2017年の流行語大賞にも選ばれたことからもわかるように、視覚的にお洒落な画像や楽しげな雰囲気が伝わる写真が好まれる傾向にあります。逆の観点で言うと、その世界観を壊すような写真は嫌われるため、そうした写真を投稿してしまうとフォローを外されたり、企業の評価が下がるリスクがあります。

<Instagramの利用動向>
・国内月間アクティブユーザー数:2000万人(2017年10月時点)
・年齢別ユーザー層:20代=25.5%、30代=23.0%、40代=12.5%、50代=7.0%、60代=5.0%
・世界全体のユーザー数:8億人(2017年9月時点)
※データ参照元はこちら

海外での利用者数はFacebookが圧倒的

Facebookの項でも触れましたが、国外に目を向けてみると利用者数が多いのは圧倒的にFacebookです。
2016年の『情報通信白書(総務省)』によると、アメリカでは20代〜60代の人の約77.7%がFacebookを利用しているそうですし、イギリスやドイツといった主要先進国や、韓国やインド、オーストラリアでもFacebookは高い人気を誇っています。

またASEANなどの国々でもFacebookの人気は圧倒的で、シンガポールなどでは国内人口の約64%に当たる360万ユーザー数を獲得しています。中国の場合は「WeChat(微信)」や「Weibo(微博)」という中国独自のSNSが高い人気を誇っていますが、海外市場を狙っていく上ではFacebookは欠かせないツールと言っても過言ではないでしょう。

特徴とリスクを見極めて使い分けを!

ここまで見てきたように、SNSマーケティングに挑戦する際には、それぞれのツールの特徴を見極めて選択をするべきだと言えるでしょう。

Facebookは実名登録制なので、他のSNSと比べて炎上が起きにくく、リスク管理をしやすいという特徴があります。またTwitterよりも文字数が多く掲載できますし、アルバム機能などを使えば写真をふんだんに掲載していくことも可能です。さらに広告のバリエーションが豊富なこと、Facebookインサイトという解析ツールが使えるため投稿のPDCAが回しやすいといったメリットもあります。また海外でも高い人気を誇っていることも大きなポイントです。

ユーザーと積極的にコミュニケーションを取りたいのであればTwitterがオススメです。また一般的にSNSユーザーは連投を嫌う傾向にありますが、中でもTwitterはタイムラインの流れが速いので、唯一連投が許容されるツールだと言えます。多くの情報を発信していきたい企業には向いているSNSと言えます。

他方、旅行関係やファッション関係の企業であれば、写真でアピールできるInstagramを活用すると商品の魅力をしっかりと伝えることができるでしょう。特に若い女性をターゲットにしたいのであれば、Instagramを外すことはできません。

冒頭でも書きましたが、肝心なのは事前の準備と設計です。SNSを使う目的や、自社が発信できる情報を見極めた上で最適なSNSを活用していきましょう。