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更新性を保ちながら、モバイル端末からの閲覧に最適化「コーポレートサイト スマートフォン対応」
コベルコシステム株式会社

credit

ローンチ日
2016年9月29日
制作期間
4ヵ月
弊社担当
吉川兼三朗(プロデューサー・ディレクター) 舩田真菜(ディレクター)
URL
https://www.kobelcosys.co.jp/sp/

problem - 課題

スマートフォン専用サイトが目指すべきこととは

神戸製鋼グループの一社として、グループ内外へITソリューションを提供しているコベルコシステム様。同社のコーポレートサイトは、2016年1月にまずはPC用のサイトを第1フェーズとしてリニューアル公開しました。サイトのボリュームが多く、スマートフォンからの閲覧割合がかなり低かったことから、あえてレスポンシブでの構築ではなくスマートフォン専用サイトを別フェーズで制作するフローを取りました。

第2フェーズのスマートフォン専用サイトの制作にあたって、重点的に検討したのは以下の2点です。

1)制作範囲の検討
大量のコンテンツをどこまでスマートフォン用に制作するか。

2)サイト運用効率の担保
PC/スマートフォンと別でサイトを作ることによるコンテンツの2重管理を避けるため、情報更新の仕組みを工夫できないか。

さらにスマートフォンサイトで留意すべき、ページ遷移のしやすさ、見やすさなども考慮し検討を進めていきました。

approach - 提案

ニーズ分析から必要なコンテンツを洗い出し、CMSと連携して更新性も担保

まずは、すでにリニューアルを完了していたPCサイトのアクセスログ解析から着手。スマートフォンでの閲覧が多いコンテンツを洗い出しました。また、ニーズが高いコンテンツだけでなく、コベルコシステムとして訴求したい内容もヒアリングし、スマートフォンサイトのトップページに同社の強みを紹介するコンテンツへの導線を設置しました。スマートフォンサイトは、移動中や屋外など、閲覧環境や時間に制限がある中で閲覧することが多いため、欲しい情報に最短でアクセスできるように設計しています。

運用効率の面では、PCサイトに導入済みのCMS(MovableType)と連携し、1回の更新作業でPC/スマートフォン両方のページが更新されるよう改修を加えました。素早く正確に情報発信され、これまでと変わらない運用を実現しています。

上記2点を徹底した結果、スマートフォン向けページはPC版とは異なる設計やレイアウトで訴求力を高めつつも、更新性は損なわれることなく、訴求力と運用効率の両方を担保することに成功しました。

result - 効果

セッション数、ユーザー数の増加、従来と変わらぬ運用フローを実現

スマートフォンサイトの効果は、ユーザーのアクセス傾向にもすぐに表れました。

コンテンツや導線を最適化した結果、全体的なアクセス数が向上。リニューアル前と比較してユーザー数とセッション数ともに10%以上の伸びを達成しています。

また、運用効率の面では、更新担当の方より「これまでのやり方や作業時間をほとんど変えずに、スムーズにサイト運営ができている」との評価をいただいています。

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