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コーポレートサイトはどれくらいの期間でリニューアルしたらいいの?

今の時代において、顧客が初めて企業に触れるのはコーポレートサイトであることも多く、コーポレートサイトは企業の「顔」と言ってもいい存在です。人間の第一印象は顔で決まるということも言われますが、その印象を良くするために人は散髪をしたり、髭を剃ったりして身なりを整えます。
そうした行動はWebにおいても大切なことで、人間が身なりを整えるように、コーポレートサイトも定期的に身なりを整える=リニューアルをしてイメージの向上に努め続ける必要があります。

では、コーポレートサイトの場合はどれくらいの期間でリニューアルをすべきなのでしょうか?

コーポレートサイトをリニューアルする理由とは

コーポレートサイトのリニューアルは、大きく2つの動機によって行なわれます。それは「古くなった情報や機能を刷新するため」と「企業イメージやブランディングを向上させるため」というものです。

前者の「古くなった情報や機能を刷新するため」は、例えばコーポレートサイトのデザインが古くなったことでユーザーの利便性が損なわれたり、ユーザーに“Webに労力をかけることができない会社”と思われることを回避するためです。また、CMSやシステム周りなど、更新担当者の利便性やセキュリティを向上させることを目的とする場合も、ここに該当するでしょう。

後者の「企業イメージやブランディングを向上させるため」という動機は、会社の組織変更や経営方針の転換により、ビジネス自体の方向性やWebの位置付けに変化が生じたためにリニューアルを行うというものです。こうした動機の場合、自社ビジネスとWebサイトの関係性を強化してWeb経由での売り上げを伸ばすことを目指す、積極的な情報発信やコンテンツマーケティングを行ってファンを獲得するなど、単にデザインリニューアルにとどまらない施策にも取り組む傾向にあります。

Webのトレンドは日進月歩の勢いで変化することを知っておこう

前の見出しで「古くなった情報や機能を刷新するため」というリニューアル動機を紹介しましたが、Webのトレンドは日進月歩の勢いで変化していきます。業界を驚かせるような新しい技術が誕生しても数ヶ月後にはごく一般的なものになる、あるいは隆盛を極めた技術がいつの間にか廃れてしまうということが、当然のように起こり得るのです。

例えば、2010年頃にアメリカで誕生したレスポンシブデザインはあっという間に世の中に浸透し、今ではレスポンシブデザインでWebサイトを制作することが基本になっています。

その逆に、数多くのクリエイターを生み出し、多くのサイトがこぞって取り組んだ時代もあったFlashは、ある時期からセキュリティや利便性が問題視され、Flashを使うことがユーザーに不利益を与えるとみなされるようになりました。今ではFlashを用いたサイトは少なくなり、開発元であるAdobe社も2020年末にFlashの開発を終了することを明言しています。

このようにWebを取り巻く状況は目まぐるしく変わっていくため、企業の顔であるコーポレートサイトも、その変化に柔軟に対応していく必要があるのです。

とはいえ、最新のWebトレンドが必ずしもユーザーや自社に利益を与えるわけではありません。場合によってはリニューアルをしたことで利便性を損なってしまうこともあります。ですからコーポレートサイトの担当者には、Webの世界で一般的な手法や技術にアンテナを張りめぐらせる一方で、それを自社に取り入れるメリットがあるかをジャッジすることと、自社サイトは時代遅れのデザインや機能を使っていないかを注視し続けることが求められます。こうして観察眼を磨いていくことで、リニューアルのタイミングも見極められるようになっていくでしょう。

BtoC企業の場合は「2〜3年」、BtoB企業の場合は「4〜5年」を目安にリニューアルを

そんな移り変わりの激しい時代にあって、コーポレートサイトのリニューアルはどれくらいの期間で行うべきなのでしょうか。我々アリウープはこれまで多くの企業のサイトリニューアルに携わってきましたが、その経験則からBtoC企業の場合は2〜3年程度、BtoB企業の場合は4〜5年程度を目安に、コーポレートサイトのリニューアルに取り組んでいると感じています 。

一般ユーザーと向き合う必要があるBtoC企業の場合、コーポレートサイトの利便性の向上はビジネスにおける重要事項のひとつと言えますし、一般ユーザーの興味を繫ぎとめるためにも最新のデザインやコンテンツを取り入れ続けていく必要があるため、2〜3年程度と、比較的短いサイクルで自社サイトをリニューアルしていく傾向にあります。

一方のBtoB企業の場合は、上述したようにそれほど最新トレンドを追いかけ続ける必要はなく、むしろ時間をかけて取引先や見込み顧客に対して企業やブランドの認知をしてもらうことの方が優先事項であるため、長期的にコーポレートサイトを育て続ける傾向にあると言えるでしょう。

とはいえ4年も経つと、以前のリニューアル時には最新のトレンドを盛り込んだデザインも陳腐化している可能性は大いにあります。そのため、期間を気にするのであれば、やはり4年程度を目安とすべきでしょう。

でも・・・期間だけでリニューアルを考えるのはNG

ここまで触れてきたように、Webのトレンドは刻々と変化するので、古すぎるWebサイトはユーザーに不利益を与えてしまう可能性があります。だからといって「前回のリニューアルから●年経つからすぐにリニューアルに取り掛かろう」というように、期間のことだけを考えてリニューアルに取り組むのは絶対にNGです。

コーポレートサイトのリニューアルは自社にとっての一大事業であり、リニューアルによって業績が伸びることがあれば、逆に落ちる可能性もあります。そのため、なぜリニューアルをしたいのか、どのようなサイトにしていきたいのかといったことをしっかりと考え、準備をして、リニューアルに取り組むべきでしょう。

我々アリウープは、これまで数多くのコーポレートサイトのリニューアルに携わってきました。事前にすべき準備や最適な戦略構築など、多くのノウハウを持っています。リニューアルをお考えのWeb担当者の方はぜひ一度ご相談ください。

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