Blogブログ

ブログ
一覧へ戻る

【用語解説】訪問別ページビューとは

訪問別ページビューとは、1回の訪問で閲覧されたページ数のことで、サイトに訪れたユーザーが、平均して何ページ閲覧して去っているのかを知ることができる指標です。

訪問別ページビューの算出方法は、サイト全体のページビュー数を訪問者数(セッション数)で割って算出します。1回の訪問で同じページを複数回見た場合も、訪問別ページビュー数としてカウントされます。

解説

Webサイトの利用状況を測定できる指標

上述の通り、訪問別ページビュー数は「訪問者が一回の滞在でどの程度のページを閲覧しているか」が分かる指標なので、ユニークユーザー数やページビュー数だけでは判断しづらい、実際のサイトの利用状況や閲覧状況を推し量ることが可能になります。

例えば、あるサイトの訪問別ページビュー数が1.3PVだった場合、そのサイトは1ページないし2ページ程度の閲覧で去ってしまっているユーザーがかなり多いと考えられます。
また、別のサイトの訪問別ページビュー数が10PVだった場合、そのサイトでは直帰しているユーザー(1ページだけの閲覧で帰ってしまっているユーザー)の割合は低く、訪れたユーザーのほとんどが、かなりのページを閲覧してくれていると想像できます。

もちろんこれらの数値は平均値として算出されるので、そもそもの母数が少なすぎると正確な傾向は掴めません。
個人的な感覚では、500以上の訪問者で算出される訪問別ページビュー数は、ある程度の信ぴょう性があるデータとして参考にできると思います。

訪問別ページビュー数は多い方が良い?

訪問別ページビュー数は、その数値が高ければ高いほど「訪問者が多くのページを閲覧してくれている良いサイト」と評価してしまいがちですが、サイトの目的によっては一概に言い切れないケースもあります。

例えば、ユーザーサポートを目的としたサイトの場合は、できる限り少ないクリック数で問題解決できるページを見つけてもらうことが大切になるため、訪問別ページビュー数は少なければ少ない方が良いという考え方になります。

ページ別訪問数との違い

Googleアナリティクスに代表されるアクセス解析ツールで、訪問別ページビュー数とよく混同されるのが「ページ別訪問数」です。
言葉の意味をよく考えると理解できると思いますが、ページ別訪問数は、「特定のページを閲覧した訪問者の数」ということになります。

例えば、あるユーザーがA→B→C→A→Dとページを閲覧した場合、

訪問別ページビュー数:5PV
ページ別訪問数:ページAは2、その他ページは1

という計算になります。

関連語

訪問数(セッション数)

Webサイトへの訪問の回数のこと。

ページビュー(PV)

特定のWebサイトもしくはWebページが表示されたのべ回数のこと。