関西の不動産・建設情報を提供している株式会社建設ニュースの公式サイト。同社では、工事情報をデータベース化して提供する有料サービスの導入を検討しており、ログイン機能やDB構築も含めたサイトリニューアルの実施を決定。弊社は、リニューアルにおける課題分析や要件定義、サイトの基本設計までをサポートしました。
弊社へのご相談にあたっては、弊社が講師を務めたセミナーや個別相談会へ担当者様が参加いただいたことがあり、その際の対応を評価いただきお声がけに繋がりました。
WordPressを使ってクライアント様独自で構築された当時のサイトは、一定のリピーターを獲得しており、検索結果でも既に上位に表示されていました。そういったリニューアル前の良い点は損なわず、いかにユーザーの利便性を向上し、有料会員の新規獲得に繋げるかが課題となりました。
CMSはお客様が使い慣れたWordPressを引き続き採用。有料会員獲得に向けて、まずは無料提供している記事の内容を、見やすく使いやすくするための改善に着手しました。
静的CMSに比べレスポンスが遅くなりがちな動的CMSのWordPressで構築するにあたり、ページが重くなり過ぎないよう1ページあたりの情報量を精査しました。また、各記事において可読性を上げるため一行あたりの文字数を最適化するなど、アクセシビリティとユーザビリティ、両方の面に配慮しました。
さらに、投稿した情報でよく読まれたものは自動でランキングに反映される仕組みを追加したり、主要ページはスマートフォンにも対応することで、ユーザーの使い勝手の良さを追求しました。
リニューアル後は、一年足らずでPV数が約170%に増加。「建設 ニュース」といった検索ワードでは、検索結果表示1位を獲得しています。また、有料会員も着実に増えており、大手デベロッパーをはじめとする不動産会社などからの申し込みも相次いでいます。
今回、弊社は要件定義までをお手伝いさせていただきましたが、制作フェーズにおけるデザインの指摘や、サイト公開後のアドバイスなど、様々なタイミングで相談に乗り、建設ニュースのご担当者様からは「プロとしていただいた多くの提案が非常に役に立ちました」と評価をいただきました。