ヨーロッパや北米、アジアなど世界各地で事業展開している非鉄金属メーカー、住友電気工業様では、もともと英語、中国語(簡体字版)サイトをお持ちでした。
しかし、前回リニューアルから時を経て、デザインや表現方法など、現在の住友電工ブランドのイメージにそぐわない状態となっていました。また、英語、中国語ともすべて手動で更新を行っており、運用管理が煩雑化している状態でした。
これらを改善すべく、日本語版公式サイトのリニューアルと併せて、英語・中国語サイトも弊社でリニューアルさせていただくことになりました。
制作期間が比較的タイトであったこともあり、いかに効率よく進行できるかということを念頭に置いた制作進行を心がけました。
英語・中国語サイトは、日本語サイトと基本構造が同じであったため、日本語サイト制作時のドキュメントやHTMLファイルなどを英語・中国語版にカスタマイズして再利用するなど、ロスを最小限に抑える工夫をしました。
また、それぞれのサイトで使用するフォントは、ブランドイメージを考慮して、日・英・中3つのサイトで統一感があり、かつ見た目にも分かりやすいフォントをご提案させていただきました。
翻訳においては、より正確性を期するために、住友電工の現地社員の方にネイティブチェックをしていただきました。それにより発生した原稿の差し替えなど、細かな修正をひとつひとつ潰すことで、より精度の高いサイトを目指しました。
日・英・中と言語によって文字数が異なるため、フォントサイズやバランスなどに違和感がないように最終的な調整を行いました。
デザインを共通化しサイトを刷新したことで、グローバルなブランドイメージが統一され、本来住友電気工業様が持つブランド力を、より一層強化することができました。
運用面に関しては、CMSを導入し各国の担当者がスピーディーに更新できるようになったため、作業負担が軽減したと評価をいただいております。